10期生講座報告                                             トップページへ



月 日 : 201722日(水) 

講座名 : 講演&修了式    講演「生き物の賢い体内時計利用法」―あなたも使いこなせる体内時計―

講 師 : 重吉 康史 先生(近畿大学医学部解剖学教授・呼吸器アレルギー内科睡眠体内時計外来担当医師)

場 所 :  ビッグアイ中研修室3・4

  2年間の最後の講座。公開講座とした記念講演は、卒業生の多数の参加もあり、会場は満席の盛況。「生物に体内

時計はあるのか?」18世紀のフランスの学者ドゥメランがオジギソウでその存在を発見したという。日が上がるとと

もに葉を拡げ、日が沈むと葉を閉じる習性のあるオジギソウを一日中暗い場所に移してみたがやはり葉の開閉運動は

1日の周期で繰り返されたという。ミツバチが蜜を取りに行く時間や鶏が朝鳴く時間にも体内時計が働いている。

もちろん人間にも体内時計がある。
その体内時計は何処にあるのか。実は体全体、各細胞に存在するという。腹時計

もその一つ。そのコントロールは脳の中枢視交叉上核(SCN)というところで行われている由。
講演前々日に「おは

よう朝日です」にテレビ出演されていた先生。その放映内容も見せていただいた。一日の体内時計のずれをリセット

できるのは太陽。朝起きて散歩等外出し太陽の光を浴びることは生活の質、睡眠の質を向上させるには一番の由。
 

  そして午後はいよいよ修了式。新谷代表のあいさつの後、10期生各人に修了証書が授与された。引き続き10期生の

司会進行で謝恩会。2年間の思い出を語り、また歌&バンド、マジックと多芸な一面も披露、素晴らしい演出のうち

に謝恩会も最高潮へ。
“卒業おめでとう!”


     公開講座、会場は満員の盛況

修了証書を両手に記念撮影

ほぼリハーサルなしのぶっつけ本番 でも仲間の息はぴったり







月  日 : 2017年315日(水)曇り時々雨(霰)16日(木)晴

講座名 : 卒業旅行 (和歌山県/紀伊田辺方面)

講  師 : 玉井 済雄 先生(天神崎の自然を大切にする会)・各施設担当者

場  所 : 稲むら火の館・天神崎・備長炭発見館・南方熊楠顕彰館・白崎海岸

 ♪二度と帰らぬ思い出乗せ~て♪♪ 10期生の講座も大詰めを迎えて、いよいよ卒業旅行。多くの思い出を胸に、8

金剛駅前、815分泉ヶ丘を予定通り出発。曇りがちの冬に戻った様なあいにくの天気、でも10期生の表情は明るく、「

紀伊田辺に着く頃にはきっといい天気になっているに違いない」と勝手に信じていた。しかしながら稲むら火の館で津波

について学んだ後の広村堤防の見学は強風のため中止。さらに昼食のために立ち寄った秋津野ガルテンでは雨が降り始め

た。ナショナルトラスト運動のさきがけの天神へ移動して天神崎の自然について学び、カスミサンショウウオと卵のうを

観た後、磯の生き物観察中には強風に加えて雨やあられまで降り出して、観察を途中で打ち切り、日和山の散策も中止し

て少し早めに旅館に入った。

 日目、天気良好。まず、巨岩がごろごろしてしいる奇絶峡を通り抜け、備長炭発見館へウバメガシを約2週間かけて

蒸焼きにして作られる紀州備長炭の特徴、木炭の歴史、文化について学んだ後、孤高の科学者南方熊楠が遺した膨大な資

料を収蔵する南方熊楠顕彰館、熊楠が25年間住み、庭を研究園とし初めて生木につく新種の粘菌を発見した柿ノ木も残

る南方熊楠邸を見学。
白浜町のとれとれ市場で昼食後、クルージングを楽しみに白崎海岸へ向かう途中、現地から強風の

ためクルージングは中止したいと連絡が入り、またもや天気に嫌われる羽目に。気を取り直して白崎海洋公園で陸上から

観察することになったが、石灰岩でできた真っ白な岩山が林立する様はまさに日本のエーゲ海と称されるにふさわしい(

エーゲ海に行ったことなく知らないけれど)と感じられる素晴らしい景観を堪能できた。

 今回の旅行は最後まで天気に翻弄され続けたが、夕食後の懇親会、帰りの車内の反省会も盛り上り良きにつけ悪しきに

つけ、思い出多い旅行になった。
                
                

                          かんぽの宿紀伊田辺 大広間で記念撮影

専用メガネを着用して3D映画「稲むら火の」鑑賞する カスミサンショウウオの卵のうと幼生(天神崎で) エビ、カニの仲間 カメノテの蔓脚
   
懐かしいですね 木炭車に改造したオート三輪 木炭の芸術品 椿の花をそのまま木炭にしたもの 南方熊楠が研究に没頭した邸宅とその庭
     
白崎海岸の石灰岩の岩山の景観 これ何かの化石では?白崎海洋公園の遊歩道で接写 







月 日 : 2017日(水) れのち曇り

講座名 : 自然観察

講 師 : 武田 敏文(日本パークレンジャー協会)、北川先生、山岡先生、舛田先生

場 所 :  ほしだ園地(交野市)

 月。寒かった冬も終わり、いよいよ春。しかしこの日は陽射しに暖かさを感じるものの、北風が吹き、時に雪が

舞う寒い日。園地内のツツジもコブシもまだ開花の気配はない。イヌノフグリや、ホトケノザなど足元の可憐な花々

に、わずかばかり春の訪れを感じた。星のブランコへの小道を歩きながら、早春の自然を観察した。
種子や萌芽、木

々の葉痕など。オニグルミの葉痕、維管束痕、新芽の様子はヒツジの顔、あるいはサルの顔にもたとえられ、何とも

可愛い。小枝にぶら下がるウスタビガの繭をみつけた。この緑鮮やかな繭は、葉の少ない今の時期には遠目でも容易

に見つけることができる。葉を落としたイヌビワは、枝に青い実(花嚢)をつけていた。イヌビワは雌雄異株。冬の

花嚢は雄株である。この中にはイヌビワ
コバチが棲息、冬を越している。イヌビワコバチはイヌビワの雄株の花嚢の

中でしか
子孫を残すことができない一方、イヌビワの花粉をぶことができるのはイヌビワコバチだけ

ヌビワはイヌビワコバチがいないと
子が作れない。両者は互いに助け合って生きている。早春のまだ眠りの中にい

るように見える自然にも、多くの生きるための巧みな仕組みがあった。


上:ほしだ園地名所、星のブランコ。全長280m高さ50m
下:楽しげに橋上を歩く10期生。・・と煙は高いところが好きというけど・・・
足元に春をみ〜つけた!!

冬を越す動植物の様々な顔。オニグルミ:ヒツジ顔?サル顔?
イヌビワ:イヌビワコバチは雄株花嚢内の子房の中で育つ。黒っぽいのはコバチ。







月 日 : 201722日(水) のち曇り

講座名 : 昆虫の冬越しとコモ開き

講 師 : 佃 十純 先生 (加呂登池自然クラブ)

場 所 :  大泉緑地、公園管理事務所会議室

 虫たちがはい出てくる季節、啓蟄も間近。今日はコモに隠れている虫たちを観察する講座。午前は座学。江戸時代

から大名庭園のマツカレハの幼虫の駆除対策として行われてきたコモ巻きであるが、害虫を駆除してくれるクモやテ

ントウムシ等も一緒に駆除されてしまうのは逆効果であると、最近あまり行われなくなっているという。今でもコモ

巻きを見かけるが冬の風物詩として残されている場合も多いらしい。
本題とは外れるが、大泉緑地のトラフズク(フ

クロウの仲間)のペリットの標本を見せてもらった。トリ、コウモリやネズミの骨等、トラフズクがこれらの獲物を

食べていることを実感出来る興味深いものだ。
フィボナッチ数列という聞きなれない言葉も教わった。実はこの数列

、自然界とかかわりが多いようで葉序についてもこの数列に従って存在するなんて何と不可思議なことだろう。
さて

 午後はメインイベントのコモ開き。昨年にムクノキ、アキニレそしてクヌギの3種の木に取り付けたコモを取り外

して虫の観察。動き回る虫たちを容器に採取しようと手でつかもうとするがするりと逃げられ中々つかめない。やは

り手につばつけて捕るのが一番のようだ。
クモの仲間、テントウムシの仲間、カメムシの仲間、・・の仲間まではわ

かってもそれを同定するのは至難の業。何はともあれ各班、最後の発表会に漕ぎ付けた。

管理事務所会議室での座学 ムクノキに巻かれたコモの取り外し、虫が逃げないように慎重に さあ、虫の採取、つかむのに一苦労







月 日 : 20175日(水) 

講座名 : 岸和田ガイドウォークと大阪湾の魚の世界

講 師 : 岸和田ボランティアガイド・きしわだ自然資料館、施設担当者

場 所 :  岸和田市・きしわだ自然資料館

  だんじり祭りと岸和田城そしてNHK朝ドラのカーネーションの街、今日の講座は南海本線岸和田駅からスター

ト。岸和田駅、商店街、岸城神社、五風壮、岸和田城をボランティアガイドの詳しく丁寧な説明を聞きながら街中を

散策した。
天気に恵まれての二の丸広場、観光交流センターで昼休みの後、きしわだ自然資料館に移動して本日の

メインイベント。チリメンモンスター探しと資料館の見学、館内には岸和田の自然に関連する物や世界の動物のはく

製など多くの資料が展示されていて、なかなか見応えがある。そしてワークショップは、チリメンジャコの中に潜む

、本来なら捨てられる運命にあるモンスターを見つけ出す。カタクチイワシ以外の魚やカニ、エビの幼生、タコやイ

カの赤ちゃんなど様々なモンスターを探し出して、ルーペ・顕微鏡でしっかりと観察した。
 冬晴れの中、バラエ

ティに富んだ講座で楽しい一日を過ごせた。


午前10時、商店街入口にある時計の中からだんじり囃と共に現われただんじりが舞う 剝製の前でホッキョクグマの鋭い爪と歯の形について説明を受ける 真剣にチリモン探し。これはカニのゾエアそれともメガロパ?







月 日 : 2017日(水) 

講座名 : 大阪管区気象台見学、大阪市立科学館見学

講 師 : 施設担当者

場 所 :  大阪管区気象台、大阪市立科学館(大阪市)

  週初めには最高気温14.2度と春のような暖かさだったのに、2日後の今日は最高気温6度。寒い!!一体最近の気象

はどうなっているんだと思いながら、気象台へ。入構証をいただいて、緊張の面持ちでゲートをくぐった。まずは気

象の観測について、説明を受けた。地上からはアメダス、レーダーなど、30 km上空まではラジオゾンデで、更に上

35,800 kmの地球規模の観測は気象衛星ひまわりからデーターを得て、スーパーコンピュータで解析。しかし最後

の予報の決断は長年経験を積んだ予報官による。更に地震の起こる仕組み、通常波と津波の違いなどの話を伺い、地

震監視と気象予報の現業室を訪れた。コンピューターモニタがずらりと並び、思いのほか、人が少ない。緊急時にな

るともっとスタッフが増えるらしい。さらにアメダス装置の実物を観察し、地上の測定装置は意外と単純と思った。
  
  午後は大阪市立科学館、世界最高峰と言われるプラネタリウムへ。まず当プラネタリウムの特徴を述べた画面が

現れた。フランス製いすが設置され、心地よく眠ることができるとある。心地よさを十分に体感させてもらった。今

頃の夜空には、8時頃、西の空、月のそばに非常に明るく瞬く金星が、それらの間には赤く少し暗い火星が並んで見

える。晴れた日に、南東の空に光る、冬の大三角、オリオン座と共に夜空を見上げてみつけてみよう。


現業室:天気予報。今日の予報担当者(右)と週間予報担当者(左)が作業中 現業室:地震監視。下図:1月27日の大阪地震データ。各観測所で得られた、P波とS波の時間差をもとに円を描き、それらの交点(赤)が震源地 アメダス装置。温度計:上部にファンがあり下から上へ通風。雨量計:雨が濾水器を通り転倒ますに落ちる。一定量になると、ますが傾き排水。







月 日 : 201725日(水) のち曇り

講座名 : 野鳥観察(冬鳥)

講 師 : 仲 淳一先生、市川勝三先生、野上先生 (泉北野鳥の会)     

場 所 :  平城宮跡(大和西大寺~平城宮跡資料館~遺構展示館~水上池~コナベ古墳~ウワナベ古墳~自衛隊前)

 平城宮跡に足を踏み入れると木々にはメジロやシジュウカラ、エナガなどが混群をなして忙しそうに動き回ってい

た。双眼鏡やカメラを構えているのに一向にじっとしてくれる気配がない。身を守るために群れを成しているようで

一羽が飛び立つとみな一斉に飛び立っていく。
広い平城宮跡では随所でツグミがいっぱい。モズも頻繁に我々の前

に姿を現してくれた。
アオジも見られた。からだの色合いは青というより緑がかっているが、トリの世界では緑色

を青と表現するらしい。ちなみに青色は瑠璃色というそうだ。
初めて耳にする名前、勿論見るのも初めてであるア

リスイ、へびのような変わった動きをする珍しいトリにも出会うことが出来た。
カモ類はじめ定番の水鳥たちに混

じって巫女の白装束に似ているというミコアイサもいた。
そして道中中々見ることのできなかったオシドリにもウ

ワナベ古墳まで足を運び、漸く最後にその姿を目に収めることが出来た。
最後は鳥あわせ、結局43種のトリに出逢

うことができた。
さすがに多くのトリを見ることが出来ることで有名な探鳥地、2年間の野鳥観察のトリを期待通り

に飾ることが出来た。


平城宮跡、左後方は大極殿 モズ アオジ







月 日 : 201718日(水) 

講座名 : 共生の森づくり視察

講 師 : 岡 秀郎 先生(大阪自然環境保全協会)、森本 栄一郎 先生 (管理事務所)

      坂尾 先生(大阪府みどり推進室)

場 所 : 堺第7-3区(堺市)


  大阪湾に突き出した約280ha(甲子園球場70個分の面積)の広大な埋め立て地、堺第7-3区が今回の講座場所。ここ

は産業廃棄物の処分場として埋め立てられた土地で、先に埋め立てが修了した80haは「みなと堺グリーン広場」とし

て府民に開放している。後に埋め立てが完了(平成18年)した北側の200haに太陽光発電設備と、池、草原、森が広

がっている。

 午前中の座学で堺第7-3区の概要、展示室見学、共生の森づくりの活動、共生の森の生物について講義を受け、

午後は乗用車5台に分乗して共生の森を見学。春を思わせるような最高の天気にも恵まれ、スタート直後に電柱にと

まっているミサゴを全員が観察した。その後もチュウヒ、ノスリ、チョウゲンボウ、オオタカ、フクロウまで出現し

タヌキも2度姿をみせてくれた。猛禽類がこんなに多く見られるとは。生物多様性が拡大しているのを実感すること

ができる。ちぬみ山の頂上(標高27m)からのパノラマは素晴らしく大阪を囲む遠くの山々や島が眺望でき、冬の講

座としては大満足感の講座となった


最初に出会ったミサゴ 我々を優しく出迎えてくれた 突然現われたチュウヒを初めて観て 感激する受講生 10年前植樹した森、かなり暗い、現在は円形植栽を実施して空間を設けている







月 日 : 201711日(水) 

講座名 : そば打ち体験、 部会説明会

講 師 : 施設担当者(泉北そば打ち普及会)、柴田 一 大阪シニア自然カレッジ副代表

場 所 : 綿利そば製粉(株)、堺市総合福祉会館(堺市)

   お正月にはそば食べて〜、コマをまわして遊びましょ♪♪・・・? 年の初めに、そば打ち体験。コシのある、

のどごしのいい、そばができるといいな!! エプロンをし、三角巾を着け、よく手を洗い、準備万端。まずは先生の

手技をよく観察。そば打ちは「1,はち 2,のし 3,包丁」と言って“水回し”と“こね”の行程が最も大切な

のだそうだ。粉をふるい、よく混ぜて、水を3回に分けて入れる。指を立て、大きくまわして水を均一になじます。

水量は粉の半分、その60%を最初に入れる。続いて20%、最後は加減を見ながら残りの水を。最初の水量を少なく間

違えると、堅く、割れやすい生地になってしまう。その後のこねる、のばす、切る、すべての段階で、堅すぎと言わ

れてしまった。大いに助けてもらいながら、何とか切り終え、5つに分けて紙にくるんだ。そのうち一つは試食用、

ざるそばに。少々太めではあるが、歯ごたえ、のどごしは良く、まずまずかな!家に持ち帰り、今度は釜揚げで。“

まあまあ、できてるやないか”と主人に褒められ、よかった!!

  午後は柴田副代表による、部会説明会。10期生も残り3ヶ月を切り、修了後どうしようという話題もちらほら。

現在の9部会についての活動の説明を受けた。特に里山部会を10期生の若い(?)力でもり立てて欲しいと希望が述

べられた。カレッジも年々会員数が増え、部会によっては大所帯のものもある。部会の新設も10期生に期待したい。


手打ちそば体験I。 水量が大事。手早く均等に混ぜる。 手打ちそば体験II.体重をかけ、しっかり練る。内在する空気を逃す。空気が残っていると、ひび割れにつながる。麺棒操作もかなり苦労。指導者の助けで何とかシート状に。 手打ちそば体験III。最終段階:切る。せめてこれだけでも丁寧に。気合いを入れてカット。多少太いが均等に切れたと自負。おいしいざるそばがいただけました。







月 日 : 20161221日(水) 

講座名 : 地質観察 -石川・嶽山-

講 師 : 佐藤隆春先生(大阪市立自然史博物館・外来研究員)

場 所 : ラブリーホール、汐ノ宮~石川河川敷~千代田神社(外環道路側)

 
  心配された天気も当日には様変わり、本年最後の講座は絶好の地質観察日和。川のつくる地形や堆積物、河岸段丘

のできる仕組み、大阪南東部の段丘面等々、午前の座学で予備知識を蓄えて、いざ石川河原の実地観察へ。
まず案内

されたのは柱状節理。火山岩のなかでもかんらん石を多く含むという。わざわざ玄武洞まで行かなくてもここでしっ

かり観察できる。鳥地獄を彷彿とさせる炭酸泉が湧き出るところも観察した。次に石ころ観察、各自3種類以上のも

のを見つけ、先生に尋ねて回る。1500万年前の火山活動の名残が随所に感じ取れた。インブリケーション(石ころの

規則正しい配列)、川の蛇行する姿を見て攻撃斜面やポイントバーも認識できた。河原を後にして段丘面の観察へ。

河岸段丘により形成された大阪南東部の段丘面も大きくは3段、細区分すると7段あるという。高いところほど形成

時期が古い。今、外環状線が走る段丘面は2.8万年前には河原であったといわれている。
2.8万前と1500万年前という

途方もない2つの年代のキーワードで大阪南東部の地層・地形の歴史を論ずることができるようだ。日頃見過ごして

いることも説明を受けるとなるほど、と納得である。身近なところで地球活動の痕跡を認めることができた、NHK

「ブラタモリ」さながらの観察行だった。

ラブリーホールでの座学 柱状節理・・・玄武洞まで足を運ばなくてもこんな近場に 鳥地獄を彷彿とさせる炭酸泉







月 日 : 20161214日(水) 曇り

講座名 : 自然観察と土鈴作り

講 師 : 久保 勝範 先生、衣川 先生 (森の工作館)

場 所 : 大阪府民の森 むろいけ園地 (四条畷市)

    冷え込んだ朝、森の工作館の工作室には早くもストーブに火が入っていて、冷えた身体を暖めた後、久保館長の

自然解説とガイドウォーク。むろいけ園地は市街地の近くに森、湿地、ため池等の豊かな里山の自然が残っていて、

様々な植物や動物が観られ自然好きにはとても楽しい場所。館長が力説するのが、むろいけ園地は
現在ナラ枯れ病の

真最中で、被害はコナラ・クヌギからスダジイ・ツブラジイにまで広がっている。そして枯れた木には猛毒のカエン

タケが多く発生する。しかし枯れる前のコナラが大量のドングリを落とし、それが芽生えた実生が多くみられたのに

少しほっとした。
館長が焼いてくれた手作りピザの昼食後は、本日のメインイベントの土鈴作り。この時ばかりは先

生の説明を熱心に聞き、工夫を重ねて意欲的に粘土との格闘を楽しんだ。
 
   これはなんでしょうか? 指差す先には何が…??? これらは何を表現しているの?







月 日 : 201612日(水) 晴れ

講座名 : 農業体験④

講 師 : 四日克彦先生、ゴールドファームの皆さん

場 所 : ゴールドファーム神於山農園(岸和田)

  早くも師走。1年の終わりがやってきた。子供の頃、この時期になると必ず、祖母が大根を軒先につるし、冬の、

そして正月の準備を始めていた。あの大根の美しい白さを思い出す。今日は大根の収穫と大根からし漬け体験。大根

の中でもくらま大根は大きく育ち、みずみずしく、柔らかく、甘味もあって、とてもおいしい。3月に一度戴いて以

来、皆大ファン。この収穫の日を楽しみにしていた。畑に入り、収穫。かつて大きくて抜くのに四苦八苦していたの

に、今日はンンン・・・?!簡単に抜けた。9月の長雨で種が流れ、その後の日照不足で生育も悪い。常に自然の影

響を受ける農業の苦労を思った。小さめの大根は、水洗いし、数本ずつ束ねてたくあん用に吊した。大きめはレシピ

にしたがってからし漬けにした。そして残りは家庭での食用にいただいた。きっと煮物に、漬け物に、生食用に家庭

で大
活躍しているに違いない。収穫後の畑に馬糞の堆肥をまき、畝に生えた草を抜いた。来年は良い作物ができます

ように!!

力強く、頼りになる10期男性達。収穫後の土作りに働く。空は青く樹木先端にはチョウゲンボウが光る 良く気がつき、働き者の女性達。力を合わせて大根の収穫。たくあん用大根干し。並んだ真っ白な大根:いつか見た風景。 きな大根はからし漬け用に。みんなで力を合わせ、洗って、切って容器に並べ、 調味料を入れ、重しをして完成。2週間もすればきっとおいしいからし漬けに!!







月 日 : 2016年11月30(水)曇り

講座名 : 九度山町散策と紙漉き体験

講 師 : 飯島 祥平 先生(まちなか語り部)・稲葉 孝 先生(紙遊園)

場 所 : 九度山町・紙遊園

   NHKの大河ドラマ真田丸が大詰めを迎えている中、一時の盛り上がりが一段落したかに見える九度山町内を、

まちなか語り部の飯島さんの案内で散策。まず、真田いこい茶屋で予約していた弁当(町石弁当・おっぱい弁当)を

手に、槇尾明神への登り口にある対面石、大石順教尼の記念館にもなっている旧萱野家、真田昌幸・信繁(幸村)父

子が閑居した屋敷跡に建つ寺院の真田庵、息子をたずねて来た弘法大師の母が、女人禁制の高野山には行けずに住ん

でいた慈尊院他を巡った。九度山の地名は、弘法大師が月に9度母に会いに来ていたことから付いた地名だと伝わっ

ている。
 午後の講座は紙漉き体験。体験するのは弘法大師が技法を伝えたとされる高野紙。楮(こうぞ)の皮を剥

き表面の黒皮を取り除き、煮た後に叩いて繊維をほぐしてトロロアオイのネリと混ぜた液を漉いて紙を作る。ここか

ら体験、自分の修了証書になる紙を作るため意気込んで臨む、すんなりとはできない場面もあったが、最高の修了証

書になるように真剣に取り組み、充実したワークショップとなった。


田赤備えの九度山駅   対面石の前で説明を受ける 慈尊院で安産の祈願?
   
おっぱい弁当と町石弁当 真剣に紙を漉く 水分を拭き取る







月 日 : 2016年11月16日(水) 

講座名 : 奈良公園の巨樹観察

講 師 : 酒井二郎先生、重栖先生(グリーンあすなら)

場 所 : 春日奥山遊歩道南部~首切地蔵~滝坂の道

  春日奥山遊歩道登り口からしばらく進むとイチイガシの巨木が我々を出迎えてくれた。古くから御神木として神社

の境内に植えられている。その名の通り、カシ類の中で一番大きくなるという。昔、修羅(巨石運搬用木ぞり)に使

われたというのも納得である。
地上高くそびえるツブラジイ。光合成が効率よくできるよう、葉は重ならないように

生えているが見て取れる。その実は美味しくシカやイノシシが真っ先に食べてしまうので落ちているのを見つけるの

も難しいらしい。
妙見宮を過ぎるころからムクロジの木が目立つ。特に谷筋に多く存在するが、そこではシカに実を

食われることなく実生が成長できたことを物語っている。昔の奥山は紅葉ではなく黄葉であったという。今はモミジ

も加わり、この時期照葉樹林の中で赤や黄の美しい彩を添えてくれる。
滝坂の大杉(幹回り8m)や春日杉の大木群を

はじめ、樹齢
400年を超える数多くの巨樹・巨木群を見てくるといつのまにかその大きさに感動しなくなってくるのも

不思議なものである。
倒木更新しながら1200年にわたって保護されてきた原生的な照葉樹林の森・春日山。 しかしナ

ギ・ナンキンハゼの繁殖やナラ枯れ被害の拡大等、この原始林にも早急の対応が迫られる課題も多い。
それでも天気

に恵まれたこの日さわやかな外気を身に感じながら春日奥山の散策を大いに満喫できた一日だった。

カシの木で一位の「イチイガシ」 ナラ枯れで切断された「イチイガシ」大きな空間ができ、周囲に実生が成長している ムクロジの黄葉
   
ナラ枯れした木(ツブラジイ?) 杉の巨木を背にして“ちょっと細身に見える?” 首切り地蔵休憩舎にて







月 日 : 2016年11月1日(火)・2日(水) 雨・れ 

講座名 : 芦生の森 ネイチャーガイドトレッキング

講 師 : ネイチャーガイド:高御堂氏/三船氏

場 所 : 京都大学フィールド科学教育センター森林ステーション 芦生研究林(京都府)美山町

  “京大が守る秘境芦生の森ピンチ シカ害で天然林荒廃”衝撃的な記事が、今秋、朝日新聞に載った。何百年も

生き続けてきたブナやトチ、カツラの木はどうしただろう。環境に合わせ、伏条性を示す芦生杉は?京都大学芦生研

究林入り口を抜けると、遠くに臨む芦生の森。広葉樹林の間に濃い色をした芦生杉が点在している。なだらかな稜線

を示す準平原。600m以上の高地は冷温帯林、それより低地は暖温帯林で構成され、さらに日本海側と太平洋側の移行

帯に位置して、実に多様な植物種を観察する事ができる。まずは大きなケヤキ保存木、続いてカツラ。木々の何百年

という歴史と、樹形の力強さに、圧倒される。芦生の厳しい冬を耐え抜く芦生杉は葉を柔らかくして雪をつきにくく

している。芦生杉が示す伏条更新には植物のたくましさが感じられる。数百年も生きた巨樹は、やがて倒れ、朽ちて

苔やキノコが生え、ついには土に還る。倒れた巨樹の後に、大きな空がみえる、日当たりの良い空間ができる。次の

若い樹木が育つ。自然林の中に生命の循環を見た。しかし鹿は生えた若木を食べ尽くし、鹿の好まない植物のみが残

っていく。植物の多様性が失われていく。途中に柵で囲った部位があった。一つは研究者が研究のため、特定植物を

保護。そしてもう一つは鹿を忌避し、鹿害を逃れた環境での植生観察のため。実験域として活用されていた。森には

クマの棲息も知られている。樹皮を剥ぎ、樹木に付いたクマの歯形に棲息を感じる。また大木の大きな穴もクマの越

冬穴として知られる。しかし二十数年もガイドを務める高御堂さんは森でクマに出会ったことはないという。人と動

物の共生がうまく謀られているのかもしれない。最近、里でのクマの出現、被害がしばしば報じられている。動物と

の共生はどのように謀っていけばいいのだろう。


              
                   宿泊所、河鹿荘かやぶき民家別館前。高御堂ガイド、三船ガイドと共に。いざ出発!
            

バス車窓より見た芦生研究林。紅葉の広葉樹と緑の芦生杉が混在。 標本木、カツラの巨樹の前で。 森を彩る花々と実。秋なのに何故かたつなみ草も。落ちた実から芽を出したブナ。 鹿に見つかりませんように!大きくなーれ!
   
朽ちた木にはきのこが生え、やがて土に還る。 倒木の上には苔(*)も生え、木質を柔らかな粉末状にして土に還す。巨樹倒木後には大きな空が開け、太陽が降り注いで、新しい若い木を育てる。生命の循環。倒木更新 芦生杉の下枝は雪の重みで地面につき、発根して新しい若木となる(伏条更新)。過酷な環境で新しい命を育む植物の知恵を思う。
   
 左:かつて広葉樹林の下(*にはササの群生があった。いまは鹿が食べ尽くし、鹿の好まない植物のみが生き残る。右:スギの木肌。樹皮はクマに剥がされ(矢頭)、歯形(矢印)が残る。   いくつもの小川を渡り、細い山道を歩き、ようやく福井県との県境杉尾峠にたどり着いた。遠くに見えるのは日本海。   







月 日 : 2016年10月26日(水) 

講座名 : 琵琶湖の治水、薬用植物の観察

講 師 : 石川先生(アクア琵琶)、山浦高夫先生はじめ山科植物資料館の皆様

場 所 : アクア琵琶、山科植物資料館(日本新薬株式会社)

  119の一級河川が流れ込む琵琶湖から唯一流れ出る天然河川・瀬田川。その流量をコントロールする洗堰こそ、琵

琶湖と淀川の両方の洪水を調整して水量を一定に保つ、いわば洪水予防の番人。琵琶湖の治水の歴史について館内で

の案内やビデオ、展示物で説明を受けた。瀬田川洗堰沿いに架かる橋を渡る際、洗堰を境に瀬田川の上下流でその流

れや水位が全く違うことに気づき、瀬田川洗堰の存在を実感する。現瀬田川洗堰のすぐ上流にはレンガ造りの旧南郷

洗堰も遺構として残っている。
雨体験室では臨場感ある雷鳴音響とともに600mm/時という世界最大の降雨体験もす

ることが出来た。午後は山科植物資料館へ移動。
元々は回虫駆除薬サントニンを含有するミブヨモギの栽培試験圃場

。資料館の概要説明の後、約
3000種の薬用・有用植物が植栽されている植物園へ案内頂いた。カレーの香りのカレー

プランツから始まり、レオンの香りレモングラス、酸味を甘味に変えるミラクルフルーツ等々、珍しい植物がいっぱ

い。薬草名には効能もかかれているが、その効能を見るたびに我が身に心当たりがあり、或は近い将来お世話になり

そうな気がする薬草ばかり。その数の多さに驚くばかり。限られた時間の中で精一杯説明頂いた。

アクア琵琶ロビーにて 瀬田川べりで食後の団欒、後方に見えるのは瀬田川洗堰 世界最大の降雨体験(HP曰く、当館で1番人気のこのアトラクションは連日子供たちで大賑わいです)
   
山科植物資料館にて エビスグサ、生薬名「決明子」 植物園内にて







月 日 : 2016年10月19日(水)曇り 

講座名 : 金剛山の植物観察 ③

講 師 : 桝谷 祥子 先生(金剛山の植物に親しむ会)

場 所 : 五條林道~千早峠(金剛山)

   集合場所に集まった我々をヘリコプターが出迎えてくれた。対岸の中腹から五條林道の広場に材木を吊り下げて

運んでいるのだ。その運搬作業を横目に講座をスタート。係員の指示に従ってその場を通過して、幕末に天誅組が五

條代官所を襲撃するために千早峠越えた歴史的道、五條林道へ。
以前の雨の影響で荒れた道や土砂で谷が塞がれ道に

溢れた水が流れる部分を通り過ぎると、比較的平坦で歩きやすい静かな道が続く中での観察となった。
月の長雨、

10
月の高温のためか、虫の発生が多いらしく葉がほとんど喰いつくされた樹木の葉や草花が目立つ中、秋の花々は

終わりに近づいて、ミカエリソウ、サラシナショウマ、アケボノソウの花は何とか残っていて観ることができ、他に

はキク科の花が多く観られた。また、コウライテンナンショウやハダカホオズキ、ツルシキミ等の赤い果実も多く、

我々の目を楽しませてくれた。

 
先生を先頭に檜林の林道を楽しく歩く ウツギ、コウツギ、マルバウツギの区別について…?? 柄の先についた小さな花が集まっているサラシナショウマ 柄がなければイヌショウマ
   
トリカブトの仲間と聞き、近くにいた受講生が思わず飛退いたカワチブシ 先生から「これ何の葉?」と問われ、誰も答えられずよく観たら別の株に咲いていた季節外れのエイザンスミレ







月 日 : 2016年10月日(水) 

講座名 : 淀川資料館と水生生物センター見学

講 師 : 小関 博子先生、餅原先生(淀川資料館)、小田先生(水生生物センター)

場 所 : 淀川資料館(枚方市)、水生生物センター(寝屋川市)

  淀川はかつて日本一淡水魚が多いと言われていた。多様な淡水魚棲息のための環境をもたらしたのは、湾処(わん

ど)である。かつて大阪港から京都伏見までを蒸気船でつなぐため、水深を深くしようとして設置された水制が、や

がて土砂が貯まり、草が生え、人工的な湾処となった。また、淀川では何度も大きな洪水に見舞われ、改修が試みら

れてきた。人々の生活を守るための改修である。上流には瀬田川洗堰を設け、水量の調節を行った。下流には淀川大

堰を作り、汽水域と淡水域を分けた。結果、川は澱み、酸素不足。日光が届かず、魚の住みやすい環境に変化をもた

らした。
生きものが生息しやすい河川環境は、年間を通して大きな水位の変動があり、河川敷は年に何回か水をかぶり、川は洪水の

たびに流れを変える(氾濫原還流)、というものらしい。外来魚の大繁殖も影響して、
日本で三ヶ所にのみ棲息が確認されているイ

タセンパラはほぼ絶滅に近い状態となった。生物は互いに繋がり合って生きている。一つの都合を優先させた環境の

変化は、巡り巡って大きな生態系の変化を生む。今、イタセンパラ等、稀少な生物の復帰を目指して、わんどの復活

、淡水魚遡上のための水路の確保等、様々な試み、活動がなされている


淀川資料館。淀川を取り巻く環境についてのお話。わんどが多様な生態系を育んだ。 淀川の風景。きれいに整備され、川を渡る風が心地よい。河川敷には秋の花々も。 魚の遡上のため、かつてあった川の段差(*印)を改修。石を置いてでこぼこのスロープ(矢印)を作った。アオサギも川辺で一休み。
   
枚方水位観測所(A)。水位を常時観測。ホームページ上で現時点の水位を知ることができる。向こうに見えるのは枚方大橋(B) 水生生物センターのビオトープ。もんどり網(*)を体験。餌を仕込み、網を投げ入れて、約20分留置。網を引き上げて、魚をバケツに入れる。沢山の淡水魚。もんどり網には水底の魚がかかる。 水生生物センター展示水槽の魚たち。上:保護に力を入れているイタセンパラ。目下繁殖活動中。オスは婚姻色をしめす。ほんのり赤みを帯びて恥じらってるみたい!!







月 日 : 2016年9月28日(水) 雨のち曇り

講座名 : ウミホタルの観察

講 師 : 山田浩二先生(貝塚自然遊学館)

場 所 : 青少年海洋センター、せんなん里海公園甲子園浜

  ウミホタルは海に棲むミジンコの仲間、大きいもので3mm、暖流が流れる海域で塩分濃度(約3.5%)が保たれて

いる浜辺に生息。ウミホタルが大阪湾に生息するようになったのは大阪湾の水質が良くなってきたことの証。
昼間は

砂の中で生活、夜間エサを求めて活動、魚の死骸など食べる海のお掃除屋さん。発光物質(ルシフェリン)は体内で

は黄色であるが、上唇腺から海水中に放出されると酸素と反応し鮮やかな青色に発光する。発光目的は求愛と捕食者

からの回避である。
・・・等々、山田先生のパワーポイントを使った講義で沢山のことを学んだ。各自手作りで用意

したガラス瓶やペットボトルにソーセージや竹輪などの餌をいれ、仕掛けの準備完了。少し腹ごしらえをしてウミホ

タル捕りにいざ浜へ。
仕掛けの容器を海底に沈め、約20分。それとなく仕掛けの紐を引き上げると青く光るものが、

容器を揺らすと更に光る。容器の海水を地面に撒くと辺りが満天の星空の様。
しばらく鮮やかな青い光芸術を楽しん

だ。
だが、これって我々にはそのように楽しめてもウミホタルにとっては全く迷惑な話、ウミホタルには申し訳ない

。心配された天気も浜に出るころには雨も上がり、ウミホタルの観察も上首尾に終わった。

座学(於;青少年海洋センター) 仕掛けの設置完了 何に見えますか
   
満天の星の様 「乾燥ウミホタル」にします







月 日 : 2016年9月21日(水) 曇り

講座名 : 海辺の野鳥観察

講 師 : 仲 淳一 先生・野上 豊彦 先生(泉北野鳥の会)

場 所 : 甲子園浜

  阪神タイガースの本拠地、甲子園。台風一過の秋晴れとはならず、今年のタイガースの成績を表わすような、どん

よりとした曇り空の下での海辺の野鳥観察。
甲子園駅から講座をスタートして、定番のスズメ、カラス、ハトなどを

観察しながら鳴尾浜公園へ、遊歩道に出ると上空を飛んでいる数羽のツバメを確認。海の方に目をやると海面のあち

こちでジャンプしているボラと、海面に浮かんでいるブイそれぞれに1羽づつとまっているアジサシを観察できた。

鳴尾川河口付近の岩場や波けしブロックにアオサギ、ダイサギ、カワウが多く観られ、砂浜にはカルガモに交じって

気の早い冬鳥のカモ類を多く観察できた。期待していたミサゴ、シギチドリはイソシギ以外に現れなかったが、鳥合

わせではカモ6種を加えて27種となった。
 
アジサシ、カワウ、ウミネコを観察する受講生 ブイにとまるアジサシ湾内に集まるのは珍しい。台風の影響か? ササゴイ幼鳥 喉の白い線が目立つ
   
 砂浜でくつろぐカルガモ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、スズガモ達 岩の上で佇むアオサギとコサギ







月 日 : 2016年9月日(水) 晴れ

講座名 : 大和川の自然観察と秋の昆虫

講 師 : 松下宏幸先生

場 所 : サンスクエア堺(堺市立勤労者総合福祉センター)(堺市) 大和川、浅香の千両曲がり周辺(大阪市)

  子供の頃誰もが歌った童謡“虫の声”。♪あれマツムシがないている・・・♪♪。草むらで遊べば必ず出会ったバ

ッタやイナゴ。秋の虫たちにかなりの親近感を抱いていたはずなのに、バッタとキリギリスはどう違う??? この機

会にしっかり観察したい。大和川河川敷での観察となった。空は真っ青な秋空。飛び交うトンボたちには目もくれず

、網をもって草むらの昆虫採集。あっという間に虫かごは一杯になった。トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ツ

チイナゴ、エンマコオロギ、・・・など。松下先生はしっかりと虫たちを掴んで、外見の特徴、触角、前翅・後翅の

様子、鼓膜、産卵管など細かく丁寧に教えていただき、多くの初耳、初見を得た。最後に虫たちの運動会。後ろ肢を

蹴ってジャ〜ンプ→飛翔。滞空時間をストップウオッチ計測。トノサマバッタ♀が飛行時間74で一等賞。

大和川河川敷。網を広げて採集開始。網より手で採る方が簡単という人も。 虫かごはすぐに昆虫で一杯。トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、キアゲハなど。  バッタの形(松下先生スライドより一部改変)後肢が発達。後翅は前の下に扇子のように折りたたまれている。耳は腹部に。触覚は短い。産卵管:短い。一方、キリギリス、コオロギは耳:前肢に。触覚:長い。産卵管:長い
   
バッタの観察。左:前翅の下に後翅。扇状に開き、透かして見える模様が美しい。右:胸部との境界近くの腹部に耳(鼓膜)がある。近くに気門も ショウリョウバッタのオス(♂ )とメス(♀)。メスがオスの数倍も大きい。飛ばしてみると、♂が♀よりはるかに長く飛行。♂は小粒でもぴりりと辛い?!!







月 日 : 2016年7月27日(水) くもり

講座名 : 伊吹山/高山植物観察と醒ヶ井/梅花藻観賞

講 師 : ガイド・藤井文雄先生(伊吹山もりびとの会)

場 所 : 伊吹山、醒ヶ井

  JR関ケ原駅から伊吹山登山バスに乗車し、45分程で一気に高度差1000メートルを駆け上がり、スカイテラス駐車場

到着。平日とはいえ、ハイシーズンのこの時期、多くのお客さんでいっぱいであった。伊吹山は石灰岩質の山であり

、草本がどの山より種類が多いとか。「いぶき」の名を冠する植物も
30を優に超えるという。薬草も多い。しかし何

といっても伊吹山といえば「シモツケソウの群落」。だが今はかつての面影がない。フジテンニンソウの繁茂やシカ

などの食害・踏圧、温暖化も影響しているようだ。ガスがかかり少しひんやりとする外気、しかしウォークにはちょ

うど快適。藤井ガイドの案内で西コース~東コースの約
3時間の植物観察を堪能し、帰りのバスに滑り込んだ。帰路、

醒ヶ井に立ち寄り、地蔵川の清流に咲く可憐な梅花藻を観賞した。湧水で手や顔を洗い、「きれいになった?」と語

りかけてくる女性、梅花藻にも負けない可憐な女心。
「青春18きっぷ」の旅、復路の車中は一段と盛り上がった。気

持ちだけは今なお青春真っただ中のカレッジ生である。

スカイテラス駐車場にて コオニユリ;オニユリより小型で葉の付け根にムカゴをつけない フジテンニンソウ等の除草や獣害柵設置により保護されたシモツケソウの群落(シモツケソウ再生試験地)
   
クガイソウ;葉が輪生(類似のルリトラノオは葉が対生) イブキフウロ;花びらの先が3つに分かれているのが特徴 地蔵川の清流に可憐に咲く梅花藻







月 日 : 2016年7月20日(水) 

講座名 : キノコ観察

講 師 : 下野 義人 先生(関西菌類談話会)

場 所 : 烏帽子形公園 (河内長野市)

  梅雨が明けた晴天の下、前回のふれあいの森でのキノコ入門以来、2回目のキノコの講座。 今回の観察場所は

河内長野市の烏帽子形公園。先生からキノコの観察の仕方(傘の形や色、表面の状態、柄の形や色、つば、つぼがあ

るか等々)採取方法(根元に注意)の説明後観察スタート。先生を先頭にキノコを探して歩き、あちらこちらでキノ

コを見つけて丁寧に採取、やはり気になるのは食べられるのかということ、キノコをゲットする度に質問する受講生

に先生は、
「自分自身で試してみてください、明日には答えが出るでしょう」。午前1時間、午後1時間、森の中を

観察・採取した後、キノコを分類して、先生に同定して名札を付けてもらった。キイロアセタケは食べると汗が出る

。ニオイワチチタケはカレーの匂いが、アシナガニガイグチは少し噛んでみると苦い味がする等の説明を受け、実際

に試して確認した。
今回採取したキノコは70種を数えた、中にはかなり珍しいキノコも。最後に先生から「今日採

れたきのこで私が食べてもいいと勧められるのはウスヒラタケだけです」。

森の中でキノコを探す 採取したキノコを前に先生の説明を受ける 烏帽子形山頂から河内長野市街の眺望







月 日 : 2016年7月日(水) 晴れ

講座名 : マクロ写真入門

講 師 : 阿倉 薫先生

場 所 : ラブリーホール(河内長野)

   講座の都度、植物に、動物に、レンズを向け、多くのシャッターを切る。植物を愛らしく、美しく。虫たちの

表情を活き活きと、迫力ある物に
!! どうしたら先生のような迫力ある写真が撮れるのだろう。愛用スマホで鮮明なマク

ロ写真を撮りたい。 午前のお話では、デジタルカメラの仕組み、そして手持ちのカメラでマクロ写真を撮るための

工夫などを学んだ。百均のレンズをうまく使うことで、スマホでも大きくアップした写真が撮れるらしい。 まずは

一万円札で実験。年老いた私の肉眼ではとても見えない文字が、スマホで撮れた!スマホでいけるぞ
!! 午後は近くの

神社で生きている虫たちに挑戦。虫はじっとしてくれない。あっという間に視野から消える。フォーカスが対象上に

うまく合わない。やはり道具が大事か!阿倉先生によると、ヒトは虫にとって何百倍もの大きな巨体。いきなり近づ

くと驚いて逃げてしまう。先ずは離れて一枚、
少し近づいて一枚、虫との対話を心がけながら。先生の写真帳にある

虫たちの表情が大変魅力的で、再度チャレンジしよう。

アオクサカメムシとの出会いがきっかけでマクロ写真を始められたとか。ピンクの縁取りと背中のワッペンが可愛い。画像:soyokaze-jp.cocolog-nifty.comより お札の鮮明マクロ画像を撮そう!上:どうしたら撮れるかな?虫眼鏡を使って・・下:スマホにクリップ付きルーペ(矢印)を固定して撮影。千円札の非常に小さな文字(*印)がくっきりと写った(10期生、H.Mさん作品) やった!! 肉眼で見えなかった一万円札の文字が、iPhoneとルーペではっきりと写せた。NIPPONGINKOは一万円札のどこに描かれている?探してみよう!!
   
神社で虫に挑戦。動きまわる虫に、写真は急にレベル アップ。難しい!! 右:プーンプーン プーンプンプン「あ~ お腹が一杯。もう動けないわァ~。それにしても、今日の血は不味かったわねぇ」美食家の「西代蚊蚊」嬢の呟き(10期生、T.Mさんの作品、文) ムラサキシジミ。閉じた翅はシミが浮かんだような茶色。美しい表側のムラサキが見たかった。
右:翅を広げたムラサキシジミ(
http://www.geocities.jp/gauss0jp/murasaks.htmより)
阿倉先生写真帳の虫たち







月 日 : 2016年6月22日(水) くもりのち時々小雨

講座名 : 水田の生き物観察

講 師 : 伊藤ふくお先生(やまと自然と虫の会)

場 所 : 大阪市立鶴見区民センター、鶴見緑地自然体験観察園

  伊藤先生の初めての講座、昆虫写真家で専門は蝶々であるとのことだが、何でもこなされる。午前はパワーポイ

ントを使っての座学。田んぼに水が引き入れられるとすぐやってくるのがシュレーゲルアオガエル。田んぼで生きる

甲殻類の仲間も多い。アカトンボもたくさんいる。最も赤いショウジョウトンボ、赤くないアカトンボ・ナニワトン

ボもいる。中でもアキアカネの不思議な生態には興味がわく。羽化したアキアカネは暑さを避けるためすぐに標高の

高い山へ移動、体を充分に成熟させて秋に田んぼに戻ってくるという。

 
  鶴見緑地へ移動し、午後は自然体験観察園の水田周辺にてフィールド学習。  ヌマガエルやオタマジャクシ、

ザリガニ、スジエビ等々、それにカワニナやモノアラガイも観察され、ゲンジ・ヘイケボタルが生息していることが

想像できる。トンボだけでも、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、コシアキトンボと
4種が観察

された。
  水田は日本人にとっての原風景。小さな水田であっても、水があるだけで多様性がこんなにも増すことを

改めて認識した。

座学、区民センターの調理実習室にて カルガモ君、水田の入り口で我々を出迎えてくれた モノアラガイ、ヘイケボタルの餌
   
ショウジョウトンボ、白地に赤が更に映えます 将来のシニアカレッジ生、体験受講? ヤマトヌマエビ(左上・ペットとして人気とか)、スジエビ、オタマジャクシ







月 日 : 2016年6月15日(水) 晴

講座名 : 農業体験 ③

講 師 : 四日 克彦 先生(ゴールドファーム代表)

場 所 : ゴールドファーム 北阪農園

  梅雨の晴れ間での3回目の農業体験。まずは金ごまの種蒔き、マルチ(ビニールシート)の穴に水をやり、封筒と

爪楊枝を使って5粒の種を播き軽く押さえて種を固定、15畝の種蒔きが終わる頃には
皆汗びっしょり。次は、篩に乾燥

したネギ坊主をのせて揉みながら種だけをコンテナに落とす、難波ネギの種採り、そして待望のじゃがいもの収穫。

それぞれスコップ、備中鍬で芋掘り。大きい芋や小さい芋、鍬で傷ついた芋など、ジャガイモが出てくるとどれも愛

おしい。掘り出したジャガイモを天日で干して午前の作業は終了。

  午後は、ごんべぇ(手押し式種蒔き機)でのゴマの種蒔き体験と、午前に種蒔きした畝溝に、受講生が持ち寄った

古新聞で防草マルチを施して作業は終了。
蒸し暑さや腰の痛みと闘いながら、農業の大変さを実感した講座となった

。最後によく頑張ったご褒美にじゃがいものお土産を頂き、皆満足。

金ゴマの種蒔き マルチの穴に5粒づつ ジャガイモの収穫 この作業が一番たのしい 仲良くごんべぇで種蒔きする、およねと松っあん?







月 日 : 2016年6月1日(水) 晴れ

講座名 : 里山の間伐体験

講 師 : 田淵 武夫先生(富田林の自然を守る会代表)

場 所 : 滝谷 奥の谷(富田林)

  今日の目的は滝谷、奥の谷でひのきの間伐体験をすること。地球上には多様な沢山の生態系が存在し、それらが

互いに繋がり合い、影響し合って豊かな生態系を作っている。
里山を守ることは豊かな生物多様性の維持に繋がるこ

とを学んだ。日本における植生遷移の極相である照葉樹林に、間伐により林床に光りを取り戻す。草が生え、雑木が

育つ豊かな森がよみがえる。危険を避けるため、ヘルメット、スパッツ、革手袋を装着し、靴にはアイゼンを付け、

腰にのこぎりを付けて、いざ、間伐へ!間伐する木を見定め、倒れる方向を考え、木にロープをかけ、のこぎりを入

れた。受け口、追い口の作り方。つるを残すなど、田淵先生や富田林の自然を守る会、カレッジ里山保全部会メンバ

ーのサポートを受けて、何とか無事間伐成功。小枝を切り落とし、幹を
23mに切り分け、皮をはいだ。白いつるつる

の木肌が、何とも美しい。

完全装備で細心の注意を払って間伐へ。 密生した暗いひのき林(矢印)の間伐木を選ぶ。間伐の済んだ場所(*印)では陽が差し込み、草や雑木が育ちつつある。 檜にロープをかけ間伐準備完了。方向を見定めて注意深くのこぎりを入れる(受け口)。
   
次に追い口を入れて倒す。左:間伐・枝打ち!(現地実習)、北杜市役所産業観光部林政課発行を改変。右:倒した檜の切り口。 ロープで倒れる方向をコントロールしつつ、木を倒す。やったー!! 2〜3mに切断。皮を剥ぐ。現れた檜木肌は白く光り、美しい。皮剥道具はオリジナル手作り。







月 日 : 2016年5月25()  くもり  

講座名 : 京都深泥池の自然観察と京都府立植物園見学

講 師 :竹門康弘先生(京都大学 防災研究所准教授)柴田先生(京都府立植物園協力会) 

場 所 :京都深泥池・京都府立植物園

  地下鉄「北山」駅より、鞍馬街道を北へ歩を進めると程なく深泥池に到着。ここは「深泥池生物群集」として国

の天然記念物に指定され、保護が図られているところである。生物群集の天然記念物指定はここだけ。厳格に言うと

池の水コップ一杯持ち帰るにも規制がかかるという。
この深泥池には浮島があり低層湿原と高層湿原が共存、驚異的

な生物多様性が見られる。トンボだけでも
68種がいるというからその多さがわかる。枯れ葉などの植物遺体は完全に

分解せずに泥炭化して堆積し、その上にミズゴケ等が生育、分解の際に発生するメタンガスで浮き上がり浮島を形成

、季節で上下動するというから驚きである。また深泥池は湿地として驚異的に長寿。流入河川がないため、土砂で埋

まることもなく
14万年前の歴史が刻まれている。一時、上水道配水池からの漏水で水質が変わり、ジュンサイ等の水

草がダメージを受けたが、その後の漏水のポンプアップ実施により改善された経緯もある。
深泥池の保全には貧栄養

・酸性水質が必須である。
水面全面にジュンサイの葉、ヒメコウホネが黄色い花を、カキツバタは白い花を可憐に咲

かせていた。大都会にある貴重な自然の宝庫に感謝!


  午後は京都府立植物園の見学。協力会のガイドさんに1時間のガイドをお願いしたが、甲子園球場6個分あるとい

う園内を回るにはあまりにも時間が短くガイドさんの好意で時間延長、メモや写真が追い付かないくらいの多くの植

物を観察、最後はバラ園へ。比叡山を背景に咲き誇る花々は確かに絵になる。


水面いっぱいのジュンサイと後方は浮島 深泥池を背にして集合写真 水面いっぱいに浮かぶジュンサイを分断する割れ目、それが鹿の通り道。この道を通って岸から浮島へ。鹿はジュンサイが嫌いとか、
   
植物園北山門前からガイドツアースタート さすが、ご本家!色とりどりのエキウムは立派です。 実は花の文化園にあるエキウムはここの種子を譲り受けて育ったと聞く 不思議!引き裂かれた葉がつながっている? 杜仲の葉から白色乳液が出てゴム状のものに・・・







月  日 : 2016年5月18()  

講座名 : シダ類植物の観察

講  師 : 辻井 謙一先生 

場  所 : ファインプラザ大阪(堺市)、光明池緑地

  “高校の生物部に入った時、シダ類の数が種子植物と較べて少なくて、調べるのが楽そうだなと思った。”なぜ

シダ植物の研究に進んだかとの受講生の問いに、辻井先生は謙遜しながら答えられた。しかし私達にとって、とても

シダの分類が楽とは思えない。シダ類は花が咲かない。葉の姿と分岐、根茎の形、鱗片の有無と形、胞子嚢をいれる

包膜の形、色、葉に付く部位。これらによって細かく分類。とにかく関係する用語がとても多い。見分けるなんてと

ても無理・・・・
葉の形で、ぱっと見てわかるカニクサ、イノモトソウ、ノキシノブ、スギナ、ミズスギなど数種と

、食用として馴染みのある、ワラビ、ゼンマイ。そして正月飾りのウラジロなどは何とか同定。光明池緑地で多く見

られたベニシダの仲間は聴いているだけで頭がこんがらがって。一生懸命、沢山教えていただいた先生には、ごめん

なさい!!
思えば、ン(?)十年前の高校生の頃。生物部顧問、大学出たてのイケメン先生につれられて植物採集に

行き、シダ植物はとっても種類が多いんだよと言われて、よし、シダ植物を集めてみよう!と思ったんだけど・・・


シダ植物の各部位の名称。ベニシダ(右)とミドリベニシダ(左)。包膜の色に違い  春の山野草の代表:ワラビ(右)とゼンマイ(左)。ワラビは羽片先端が真っ直ぐ長く伸びるのが特徴(矢印)。 緑地雑木林のけもの道を歩きながら、シダ植物を観察。
   
ノキシノブ。緑が美しく、鉢植えにも用いられる。 光明池緑地に見られたいろいろなシダたち。 光明池緑地のシダたち。クマワラビはふわふわした感じがいかにもクマらしい。ウラジロは葉身が八の字様にのび、末広がり。







月  日 : 2016年511日(水)曇り・12日(木)晴  

講座名 : 西はりま天文台 一泊研修

講  師 : 各施設担当者 

場  所 : 11 - 耐震工学研究センター・S P ring-8・西はりま天文台
     12 - 丹波竜化石工房・人と自然の博物館


 10期生初めての一泊研修、ワクワクしながらスタート。今回のメインは星空観察、天気予報では雨のち曇り、星が観

られるか心配。「夜は晴れてくれ」と祈りながらのバス旅行。
 まず、耐震工学研究センターで実大三次元振動破壊実験

施設(-ディフェンス)見学、振動台に実物大(最大1200ton)の建物を載せ、兵庫県南部地震等を再現して破壊過程

と新しい耐震技術を検証して今後の耐震技術に活かし、より地震に強い建物を建てるのに役立てるための実験を行ってい

る世界最大の実験装置。
次に向かったのは、スプリング‐8と、SACRA。放射光を使って原子の世界を観察できることに

より新しい技術・製品を生み出す研究施設。
正直、どんなことが行われているのかよく解らないが、すごい実験や研究を

している施設だとは実感できた。
そして、西はりま天文台日が暮れ、いよいよ観望会、曇っていて星が観えないのでレク

チャー室で太陽系、春の星座、夏の星座について解説のところで晴れてきたとの連絡を受け、4階の望遠鏡のもとへ。口

径2mのなゆた望遠鏡は迫力満点。望遠鏡や天井が動くと、自分自身が動いているような気分になる。その間にも空は晴

れたり曇ったりとめまぐるしく変化していたが、惑星では木星と2個の衛星まではっきりと見ることができた。また当日

の月は三日月だったが、クレーター観るには丁度いいと月に合わせてくれたがあいにく雲がかかり一部の人だけが観るこ

とができたところで終了。皮肉にも施設出た直後、一気に空が晴れ満天の星空になり皆で星を眺めていると、担当者も出

て来てくれてミニ観望会になり北斗七星、北極星、さそり座、木星、火星、月など春の天体を大いに楽しんだ。



 二日目は最初に化石工房見学、丹波竜発見者の村上さんに館内を案内してもらいながら、発見時の様子や今後の計画に

ついても話してもらった。その後発掘場所も案内してもらった。今は丹波竜の発掘場所はコンクリートで埋め戻している

が、すぐ近くで恐竜の卵が見つかりその親も見つかる可能性があると村上さんの夢は広がる。
 最後に訪れたのは兵庫県

立人と自然の博物館、入館料の割には展示が充実していて、兵庫の自然誌のコーナーのガイドツアー後各々で自由見学し

今回の講座を修了した。


E-ディフェンス、重さ800tonある振動台と加振機の模型 SPring-8の実験ホール 日本国内最大、公開望遠鏡としては、世界最大のなゆた望遠鏡
   
なゆた望遠鏡で観た木星と2個の衛星 天文台から見た、佐用町名物の朝霧 丹波竜発掘地の模型を見ながら発掘時の話を聞く
       
 丹波竜発掘場所(コンクリートで埋め戻されている)と恐竜の卵が発見場所(写真左上の白い楕円)    獣のはく製の前で兵庫県の自然について説明を受ける    







月  日 : 2016年4月27()  

講座名 : 金剛山の植物②

講  師 : 桝谷祥子先生 (金剛山の植物に親しむ会・近畿植物同好会会員) 

場  所 : 金剛山ちはや園地~山頂

  集合場所であるロープウェイ山頂駅目指し、歩き組17名は伏見林道を一路登った。登り始めるとミソサザイが我々を

出迎えるかのように弾けるような大きな声で盛んにさえずっていた。途中、桝谷先生に出逢い、そこからはプレ講座と相

成った。
観察しながらの道中は登り坂も苦にならず(?)、ほどなく山頂駅に到着した。天気予報は午後からは雨。折角

の植物観察、せめて講座が終わるまでは待ってほしいと祈りつつ、本講座のスタート。
春の花々が勢揃い。スミレだけで

もその種類の多いこと。メモし写真を撮るのに大忙しである。めしべが筒型であるのがタチツボスミレでカマキリ型がシ

ハイスミレだとか。ここまでくると我が脳力の限界をはるかに超える。
左右交互に2枚ずつの葉の並びをするコクサギの

枝葉を見せてもらった。この葉の並び方を“コクサギ型葉序”というらしいが、浅学の身には知る由もなかった。
可憐な

花ニリンソウや清楚な花ヒトリシズカも観察できた。控えめに咲くカタクリの花もわずかに名残をとどめていた。
お天

気も何とか持ってくれ、数え上げたらきりがないほどの沢山の草花・花木に出逢えた楽しい観察会であった。

伏見林道・念仏坂、たかがこれしきの坂、でも足が重そう? フタバアオイ、徳川家家紋として有名 さあ講座のスタート、雨よ降らないでと祈りつつ
   
シハイスミレ、めしべがカマキリ状であるのが分かりますか? コクサギ、葉のつき方が2枚ごとに互生“コクサギ型葉序” 静御前が舞う姿のように美しいヒトリシズカ







月  日 : 2016年4月20()  晴れ

講座名 : 鵜殿の植物観察

講  師 : 小山弘道先生(鵜殿ヨシ原研究所 所長)・伊藤修身先生(鵜殿クラブ) 

場  所 : 高槻市 鵜殿

  淀川の堤防から眺めると川はどこにあるのと思うほど広い河川敷に、甲子園球場18個分が鵜殿と呼ばれる場所。以前

はヨシの群生地であったが1971年の淀川改修により河床が低下、乾燥が進みヨシの群落は一時5%まで減少したが、ヨシ

原再生に向け、導水路を通すなど育成、保全活動により現在ではヨシ群落は20%以上に回復した。
鵜殿のヨシは他のもの

とは別種と思われるほど大きく育ち、5メートルを超えるものも、それは雅楽で使われる篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜ

つ)の材料に最適と言われている。
 

  好天に恵まれ、開放感一杯の鵜殿を遠足気分で散策する。ウグイス、オオヨシキリ、キジの声。上空ではチョウゲン

ボウのホバリング、遠くに、比叡山、比良山、天王山の山々。足元に目をやれば黄色、紫、ピンクの花々、絶滅危惧植物

も多い。そしてヨシの芽生え。
ユーモアたっぷりの先生の話を聞きながら、春を満喫した一日でした。

鵜殿のヨシ原を歩く 若芽が伸びるヨシ群生地、遠くに天王山、比叡山、男山 オギ・ヨシ・セイタカヨシ、見分け方の説明を受ける 
   
オドリコソウ、受講生の多くはこの花に出会うのは初めて ノウルシの群生もあちこちに 鵜殿と利根川だけでみられるトネハラヤスリ







月  日 : 2016年4月6()  晴れ

講座名 : 都市公園の野鳥観察

講  師 : 仲 淳一先生、野上 勝三先生、市川 康彦先生(泉北野鳥の会)  

場  所 : 大泉緑地(堺市)

  新年度、新入生、新入社員。日本では多くの新しいがある4月最初の講座を野鳥観察にした。野鳥を求めて空を見上げ

る。葉を落としていた木々は新芽がほころび若葉を広げつつある。満開となった桜の枝にはシジュウカラ、メジロが飛び

交う。新しい息吹を一杯に吸い込んだ。今年度も一年、大いに自然を楽しもう!! この季節、留鳥、冬鳥の多くは恋に忙し

い。留鳥はさえずりで縄張り宣言し、メスを求めて求愛する。冬鳥もまた盛んにさえずり、つがいとなる相手を見つけて

共に北への旅立ちの準備をする。小さな身体のどこからあんな大きな、美しい声がと思えてくる。声だけでなく、外見で

メスを引きつけようとする鳥もいる。コサギは飾り羽で自らを飾り付ける。羽根やクチバシの色を変えるオスもある。鳥

たちは縄張りを宣言し、メスを引きつけ、優秀な子孫を残そうと必死だ。大泉緑地は多様な落葉、常緑の木々に富み、ま

た水鳥の住む池や小川が流れる。多彩な生態系がある。今日は夏鳥の到来には早く、期待したオオルリを見つけることは

できなかったが、32種もの鳥達の生き様を見た。探鳥には、
野鳥の鳴き声と方向から、種と居場所の見当を付け、さっと

飛び去る野鳥の特徴をすばやく感じて、同定するらしい。しかしシジュウカラの鳴き声は何度も聴いたのに、なかなか覚

えられない。大きな声で春を告げるイカルの声は??
形や色と違い、音を記憶することは実に難しい。

大泉池に遊ぶ水鳥達。全部ヒドリガモ?いろいろあるように見えたのに!オス(♂)は魅力的に装い、メス(♀)の気を引く。めでたくカップル(つがい)になれたかな。 満開の桜を見上げると、花をついばむメジロが動く。どこに??確かにいたんだけど・・・・? 川辺のコサギとアオサギ。コサギ:クチバシが黒、足の指が黄。繁殖期には頭部に2本の飾り羽をつけ、おしゃれに装う。アオサギ:アオと言うが、羽色は灰色。白でも黒でもない中間色をかつて灰色と呼んだらしい。
   
コゲラ。日本で1番小さなキツツキ。黒と白の縞模様が美しい。軽量級で、樹をつついてコンというよりサクッだそうな。 保護色で葦原に身を潜めるようにしていたオオジュリン。今は冬色。夏鳥になると、大きく色が変わるらしい。 黒っぽい顔に大きな黄色のくちばし。イカル。この時期、独特のリズムの、澄んだ大きな声で春を告げる。左下:地上で小さな群れを作ることも。矢印:イカル達







月  日 : 2016年3月30()  晴れ

講座名 : 浄水場/植物園見学(村野浄水場/大阪市立大学理学部付属植物園)

講  師 : 窪田先生、角谷先生(村野浄水場)、迫田先生(大阪市大植物園)  

場  所 : 村野浄水場/大阪市立大学理学部付属植物園

 今年度最後の講座は好天に恵まれた春の陽気の中、2つの施設を訪れた。京阪村野駅より徒歩にて村野浄水場に到着。

ここは正式には大阪広域水道企業団村野浄水場、いわば「水の卸売業」。日本最大の処理能力を誇る浄水場でここから大

阪市を除く府内全
42市町村に水道水が供給されているという。ビデオにて浄水場の概要の説明を受けた後、浄水処理のし

くみを実験にて体験。汚れた原水も凝集剤(
PAC)や粒状活性炭により見事に無色無臭の清澄な水になるのを観察した。 
 次に実際の処理設備を見学。磯島取水場から送られてきた淀川の水は凝集沈殿、急速濾過、そして高度浄水処理(オゾ

ン接触、活性炭吸着)によおいしい水道水に生まれ変わるその各工程を見学した。太陽光パネルや水位差発電等、環境に

配慮した装置の説明も受けた。日々の暮らしの中で当たり前のように使っている水、この限られた資源・水の大切さを

再認識するいい機会であった。
電車で市大植物園に移動し、午後は園内ガイドを受けた。希望した「カタクリ」もしっか

り観察できた。樹木が中心の植物園、甲子園球場6つ分という広大な敷地の中、限られた時間の中で丁寧に分かりやすく説

明頂いた。日本の代表的樹林型13の内、11の樹林型が再現展示されているという。また機会を見つけて再訪し、じっくり

散策してみたい。 

太陽電池パネルで蓋をされた沈殿池;遮光による沈殿池内の藻の発生防止効果と一石二鳥 磯島取水場からの淀川の水の送水に使われる導水管;なんと2600mm径 高度浄水処理棟からの浄水場全景;琵琶湖が見えますよ!(但し、前方階層系浄水施設の壁面に・・・)
   
三木博士(元園長)が化石植物として発見・命名されたメタセコイア;樹形が何とも美しい ラクウショウの呼吸根;カメラアングル次第で面白い作品が・・・ カタクリの群生;可憐です







月  日 : 2016年3月23()  晴れ

講座名 : 磯の生物観察

講  師 : 和田太一先生(水産技術センター見学担当) 

場  所 : 水産技術センター・豊国崎

   みさき公園から、カレッジ生の乗車ですし詰め状態になったコミュニティバスで水産技術センターへ、この講座は

昨年9月に計画していたが台風の為中止、半年後の講座となった。午前中は研修室でビデオを交えて水産技術センターの仕

事、海を見守る(大阪湾の水質調査)、魚を調べる(魚の身体検査)、魚を増やす(稚魚を養殖・放流)、海辺を再生す

る(保護区の設定・海底の整備)ための調査、研究についての説明を聞いた後、展示コーナーと、栽培漁業の対象となる

トラフグとヒラメの赤ちゃん達を見学。

  午後は大阪では貴重な自然が残る豊国崎へ移動して、生物観察。潮溜り、石の裏、岩の隙間を探し回り、貝、カニ、

ウニ、ヒトデ、海藻等多くの生き物を見つけることができ、生き物の多さに一同感激。最後に、採集した生き物について

和田先生に解説してもらい終了。

キジハタ (大阪の呼び名あこう)小さい時はメスばかり、群れの中で大きくなったものがオスに変わる ジオラマで、水産技術センターが係わる大阪湾の水中をイメージする ヒラメの稚魚がいっぱい とってもかわいい
   
ナマコ 触った感触はぷよぷよそれともカチカチ? 磯で生き物を探す 豊国崎の生物 こんなに集まりました







月  日 : 2016年3月16()  曇り

講座名 : 植物が「動く」方法

講  師 : 長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館学芸員) 

場  所 : 大阪市立自然史博物館

  植物が「動く」??? かつて、動物との違いを説明する項目の一つに、植物は「動かない」というのがあったはず。

一体今回のテーマはどういうことか? いろいろと想像を巡らしながら講座を楽しみにした。講義の副題として〜タネの形

と動き方の多様性〜とある。なるほど!!何故タネは動く必要があるのか?移動の方法は?移動のための工夫は?綿毛で

ふわふわ、翼で滑空、プロペラでくるくる、風でころころ・・・など。これらは風を利用。他に動物等にくっついて移動

、鳥や哺乳類が食べて運ぶ物もある。生き延びるための、子孫を残すための戦略だ。どの生物も環境や生活スタイルに合

わせた機能美示す。午後は自然史博物館内を案内していただいた。古代からの生命の進化、自然の仕組み、ヒトと自然の

関わりなど、どの展示も解りやすく理解しやすいような工夫が感じられた。ドングリが芽吹く確率をシミュレーションし

た模型もあり、ゲーム感覚で大いに楽しんだ。

種子とタネ。違いは何?(長谷川先生講義資料を改変) タネ達の風で運ばれるための工夫 第2展示室。日本列島、 大阪平野に現れた生き物たち。
   
タネの動物による散布。絡みついて、トゲでひっついて、粘液を使って。ライオンゴロシは果実のかぎ爪を四方に伸ばし,動物によって遠くまで散布される。 鳥や哺乳類が食べることで散布。赤と黒が鳥にとって目立つらしい。ウアズキのタネは有毒。鳥は食することはできず,色につられて運ぶだけ。宝飾に利用 生き物は環境を利用し、互いにつながり合って生きている。模型を用いて展示。上:ドングリが落ちてから芽吹くまでのシミュレーション。下:昆虫と花。昆虫は蜜を得、植物は花粉を遠くへ散布。







月  日 : 2016年3月9()  

講座名 : 動物園視察

講  師 : 巴里 藍先生(天王寺動物園 獣医師) 

場  所 : 天王寺動物園

  子供らが小さい頃、そして次は可愛い孫を連れて、動物園を訪れた。今回はあれから久しぶりの動物園訪問。誰のた

めでもない、自分自身の為にじっくりと動物たちとの出会いを楽しもう。まずは獣医師巴里先生より動物の食性が生み出

す、消化器構造の違いについてのお話をうかがった。肉食動物ライオンと草食動物シマウマの顎骨格標本を見せていただ

いて特徴をじっくり観察した。 食餌の結果として排泄されるウンチの形、内容物,匂いも実感。続いて鳥類嘴の構造と

食餌の仕方について。どの動物も、各生活スタイルに合わせて最適な形を作っているものだ!(実際には淘汰の結果とし

て、そうなったということだろう)。後半は屋外で動物園サバンナゾーンの見学。今日は、昨日までの4月のような暖かさ

とは一転して、冷たい雨。入園者も少なく、ほとんど貸し切り状態。ラッキー!!??? 雨で動物たちは中に引っ込んでいる

かもという先生の予想にかかわらず、多くの動物たちが、ゆったりとして私達の間近に姿を見せてくれた。カバ、キリン

、シマウマ、トラ、フラミンゴなど。

  ライオンのオスはガラス越しのすぐ目の前でお昼寝中。周りに二匹のメスを従えて。ライオンのオスは狩りも,育児

もメス任せなのに、餌は1番に食べるとか。こら!オス、もっと働け!! じっくりと堪能した。雨のお陰か?

動物の上顎骨格。草食動物:門歯で草をかみ切り、臼歯ですりつぶす。肉食動物:鋭い犬歯で突き刺し、致命傷。臼歯で切り裂く。 フラミンゴ達。右下:動物園案内板の一部。フラミンゴは何故赤い?:ミジンコなど赤い色素を含む餌を食べるため。どうやって食べる?:泥水を吸い込む→大きな舌で水を押し出す→この時嘴の細かい櫛目で泥を排出。餌は口内に。 カバ。水中に身を潜めていたテツオ君。私達が行くと目を出し、胴体も浮上させて挨拶?サービス満点。
   
カバ、ティーナちゃんの水中の様子を観察。ティラピアと共生。ティラピアはカバの古くなった角質を食べる。糞も食べてくれるので、水の浄化に役立つ サバンナゾーンの草食動物達。中央の樹は樹皮を食べられて痛々しい姿に。 ライオン。怠けているように見えるオスの仕事は、外敵から群れを守ること、群れ内での自分の地位を守ること、子孫を残すこと。これも大変きつい仕事だそうだ。







月  日 : 2016年3月2()  晴れ

講座名 : 農業体験②

講  師 : 四日克彦先生 (NPO法人ゴールドファーム代表)

場  所 : ゴールドファーム 北阪農園/木積農園

  ゴールドファームでの2回目の農業体験講座。先ずはウォーミングアップにと昨年新たに開墾された北阪第2農園での

石ころ拾い。地道な作業だが農業にはかかせない。すこし肌寒さを感じたこの日も少し体を動かすとすぐに体は温まって

きた。
さてジャガイモの植え付け。芽を上にして30cm間隔に、というが芽がどこにあるのかわからない。芽の向きは

あまり気にしなくていいらしい。第
2の人生と同じで、どこから芽が出るかわからない。鶏糞、石灰散布と手順に従って植

え付け完了。 
次は鞍馬大根の収穫。引き抜くにも結構、力のいるとにかく大きな大根であるがお土産に戴けると聞くと

労もいとわない。試食もさせてもらったが、甘くてほんとにうまい。


   午後は木積農園へ移動し、玉ねぎ畝の草取り、そして最後は、前回の講座で植え付けした大阪伝統野菜・難波ネギの

収穫。カレッジ生もその成長を気にかけていたが立派に育っていた。煮ても焼いても甘くておいしく、かつては難波周辺

で盛んに生産されていたという。最近、テレビでも話題になっている。今、大阪で栽培農家は
2件、今年からはゴールド

ファームも力を入れていきたいという。お土産に戴いたこの希少な難波ネギ、食するのが楽しみだ。

 
先ずはウォーミングアップに石ころ拾い アンデスレッドの植え付け、芽の向きは気にせずに30cm間隔に くらま大根の収穫、おみあしが細く見えます
   
枝木の片づけもみんなでやればあっという間 玉ねぎ畝の草取り 難波ネギの収穫、今夜は鍋でも







月  日 : 2016年2月24()  曇り

講座名 : コケの観察

講  師 : 大崩 貴之 先生(京都大学大学院 人間・環境学研究科) 

場  所 : 橿原公苑本館・橿原公苑

  今日の講座は、コケの観察。座学ではコケの特徴、分類、生育環境についての講義。コケは光合成をする陸上植物で

あり、配偶体と胞子体でできていて、胞子や無精芽(ムカゴのようなもの)で増える。コケ類はスギゴケの仲間の蘚類

とゼニゴケの仲間の苔類、ツノゴケ類に分けられる。見た目では茎葉体と葉状体に分けられる等、ちょっと難しかった。


  フィールドではルーペの使い方と、コケ目線で観察することが大切との指導を受けた後観察開始。先生から「特に名

前は気にしない方がいい。(何々の仲間でいい)」と聞いて一安心。実際にルーペで観察してみると形や表情が実に様々

で美しいことに感激。もっと他のコケを観たいと好奇心が湧いてくる。
出かける時はルーペを携帯しよう。


パワーポイントの画面とホワイトボードの板書を見ながら講義を受ける 先生を囲んでルーペの使い方や観察のコツを教わる ケヤキの樹皮に着生しているロウソクゴケ これは地衣類でありコケ植物ではない
   
乾燥に強いスナゴケ 上部は元気な状態 下半分は乾燥して休眠中 コバノチョウチンゴケ 緑色の配偶体と突き出ている胞子体が美しい 顔を近づけて コケ目線で しっかりと観察







月  日 : 2016年2月17()  曇り

講座名 : 絶滅危惧植物入門と剪定実習

講  師 : 施設担当者

場  所 : 大阪府立花の文化園

  午前の座学は絶滅危惧植物入門。散歩中に見る草花はほとんどが外来植物。日本古来の草花はどうなっているのでし

ょう。そのあたりをしっかり聞いて学ぼうと臨んだ今回の講座。
 川や海、森、草原、砂漠、気候や地形に応じて様々な

生態系が成り立っている。生物の多様性が失われると、私たちが自然から受けている恩恵を失うことになる。日本には約

7500種の植物が自生しているがその1/4が絶滅危惧種に指定されている。花の文化園では様々な角度から、植物の多様

性保全に取り組んでいるとのこと。
 午後は剪定実習。最初に教室で剪定の基本のレクチャーを受け、現場へ移動。まず

、昨年9期生が剪定したシナヒイラギを剪定することに、最初は先生の指導を受けながら剪定バサミで慎重に切っていた

が次第に大胆になり、のこぎりの出番も多くなったが、そんな受講生の剪定を先生は温かく見守ってくれた。シナヒイラ

ギの剪定が終わると次にベニバナトキワマンサクに。先生から、「この木は春に咲く花芽がいっぱい着いているので、切

りすぎない様に」との指導を受けながら丁寧に剪定して終了。とても楽しい実習となった。


植物の多様性保全についての講義を受ける 絶滅危惧植物を手に熱く語る本田先生 昨年9期生が剪定したシナヒイラギの現在の樹形
   
のこぎり、剪定バサミで剪定 花芽のあるベニバナトキワマンサクの剪定にもチャレンジ 剪定後 こんなにスッキリ 大丈夫?







月  日 : 2016年2月10()  晴れ

講座名 : 地球環境問題と私達の未来

講  師 : 巌 圭介先生(桃山学院大学社会学部教授 進化生物学・環境教育)  

場  所 : 堺市立栂文化会館

  富山湾の冬の味覚‘氷見寒ブリ‘は、全く不漁だったそうだ。これからシーズンを迎えるホタルイカは例年通り獲れる

だろうか。海水温との関係が取り沙汰されている。地球温暖化と関係あるかも! 地球温暖化はウソなどとする話題もテレ

ビで取り上げられているが、私達は日々の生活の中で、気象に、動植物の生態に、今までと違う環境の異変を感じている

。巌先生はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータを基に近年における平均気温の上昇、氷の減少、海の酸性化

の事実を示された。温暖化ガスとして知られるCO2は産業革命以降増え続けている。このまま対策を何も施さなければ100

年後には海面が4582cm上昇、気温は4℃近く上昇するそうである。何かしなければならない。私達が生活の中で排出す

CO2量は全体から見れば10%程度、産業・業務・運輸等の生産、流通活動からの排出が大きい。しかし私達は自然エネル

ギーの利用、断熱、節電など自分でできることを考え、実践しなければならない。午後は太陽エネルギーによるクッキン

グの試み。太陽は時々雲の陰に隠れる。空を見上げながら、’雲よ退いて‘と祈る。ようやく太陽が顔を見せた。ソーラ

ークッカーに反射し、まぶしい。装置中央に手を置くと、暖かさが伝わる。さあ、卵を割って、目玉焼きを作ろう!随分

以前に砂漠でオイル缶の上に卵を割り、目玉焼きを作るコマーシャルを見たことがある。砂漠はなんと暑いと思ったが、

日本の、しかも冬の季節に、太陽の光りを集めれば目玉焼きができるんだ!!何事にも好奇心一杯のカレッジ受講生の中

には、家でやってみようという人がいるに違いない。

地球環境問題への関心は強い。多数の体験受講生を迎え、活発な質疑があった。 太陽熱の大部分がCO2など温室効果ガスによって地上に戻され温度が上昇。大阪ガス科学館(講座:エネルギー有効活用)でのCO2温暖化実験で実感した! いろいろなソーラークッカー。太陽光を熱エネルギーに変換。熱に変えるには表面が黒いことが必要
   
ガスレンジを保護するアルミパネルを用いて、ソーラークッカーを簡単に自作できる。円錐形の形を作り、箸をクリップで留めるとできあがり。中心に手を入れてみると暖かい パラボラ型クッカーで目玉焼きを調理。クッカーは太陽光に向け、黒いフライパンに卵を割り入れ、ふたをして待つ。めでたく完成 塩をかけて・・・味見。なかなかの味。エコライフの一歩。







月  日 : 2016年2月3()  晴れ

講座名 : 金剛山の野鳥観察

講  師 : 仲 淳一先生、市川勝三先生、辻マリ子先生  

場  所 : 金剛山千早園地周辺

  暦の上では明日から春。 金剛山山頂の外気温は-3℃(AM10時)を指していたこの日の講座は、千早園地周辺での

野鳥観察。
ロープウェイ山上駅で前泊組と当日組が合流、早速泉北野鳥の会の先生のガイドのもと3班に分かれて野鳥観

察スタート、しゃくなげの路へと歩を進めた。
朝方は鳴いていたという鳥の声も一向にその気配がないまま、今度はキャ

ンプ場方面へ。
ようやく木の枝に寄り添う2羽のキジバトを発見。その大きなおなかを間近に真下から観察できた。ツル

ウメモドキの実を啄んでいるのか数羽のウソも観察。
昼食後は園地休憩所前で飛び交うヤマガラへの餌やり。ピーナッツ

やヒマワリの種を手にしていると人懐っこいヤマガラはすぐに寄ってくる。野鳥と触れ合える楽しいひと時であった。

  そのあと四季の谷を通って展望台方面へ。途中、地面の草むらの上をぴょこぴょこと動き回る幾羽かのカシラダカ、

保護色で見にくかったが何とか観察できた。
最後にミュージアムにて鳥あわせ。観察種数15は冬のこの時期まずまずの

成果。金剛山での野鳥の数は年々減少、もっと保護が必要であると。この日は観察できなかったがゴジュウカラ、オオマ

シコ、オオアカゲラ等、ここでしか見られない鳥がいるのも金剛山の魅力である。

 
金剛山ちはや園地より御来光を拝む(657撮影) 金剛山山頂ライブカメラ、本番1分前  午前10時の撮影時間に集まる登山客の中に前泊組のカレッジ生も キジバトのツーショット、大きなおなかを真下から間近で
   
ウソ、ツルウメモドキの実を啄んでいるのか 人懐っこいヤマガラ、可愛いですね 最後に鳥あわせ(ミュージアム/ネイチャールームにて)







月  日 : 2016年1月27() 晴れ

講座名 : 気象と天気

講  師 : 久保 智子先生(気象予報士) 

場  所 : SAYAKAホール(大阪狭山市)

  最近の気象はどうして?何故?が実に多い。夏には猛暑日が何日も続き、雨が降りだしたと思うと、今度は局地的に

猛烈な雨が降り続く。まるで熱帯にいるみたい。一方暖冬と思った冬は、急に態度を変えて、猛烈寒波となって大雪をも

たらす。一体どうして?何故、何故・・・?気象講座で何かが少しは見えてくるのだろうか?今日の講師は気象予報士、久

保智子先生。テレビやラジオのお天気コーナーでも活躍中だ。天気予報のためには、多くのデータが集められる。地上か

らはアメダス、気象レーダー。上空30kmまでの大気状態を知るための気球。さらに上空からは気象衛星ひまわり8号が

10分毎、日本上空では2,5分毎にカラーで映像を送ってくる。天気予報士は気象庁からのデータ、予想をもとに予報士と

しての判断を加えることができる。テレビで5分ほどの朝の予報に午前3時位にはテレビ局に赴き、内容を考え画像を作る

そうだ。何とも身を削るような大変な仕事である。天気図を見て天気の状況がわかるようになりたいと無謀なお願いをし

た。1月の1回目の寒波が来た日のアメダス情報をいただき、天気図に書き込んだ。気象庁の天気図と見較べ・・・???

低気圧では反時計方向に風が吹き込む。高気圧では時計方向に流れ出す。何とか風向ぐらいは読めたかな…?前線につい

て知ろうと思えばさらに上空の情報が必要だそうだ。何とも奥が深い。私達は予報を受け取り、今、あるいは未来に起こ

るだろう事象に備える事が大切と話された。
 


戸外で雲を観察。雲量は80%と見たが、陽射しがあるので天気は晴れ。高い空にすじ雲。その下にひつじ雲とぽっこりした綿雲。下層には西の空に層積雲が現れ、弱い雨となるか
気象予報士、久保先生による気象と天気の講座。日頃の何故を知りたい 19日の気象庁の情報をもとに、天気図に記号を記入。1回目の寒波が来た日。

気象庁発表の天気図(A)と、記号を記入した天気図(B) 日本海側では九州から山陰、北陸まで雪。風も強い。本格的な西高東低の冬型はこの後やってきた
   
気象庁天気図に、天気、風力・風向を書き込んだ天気図を重ねた。風向は低気圧中心に向かって反時計回り。等圧線の混でいる地域では風が強い。納得!!







月  日 : 2016年1月20() 曇り

講座名 : 星座入門(座学とプラネタリウム鑑賞)

講  師 : 中島健次先生(座学)/那須香大阪天文台長 

場  所 : ソフィア堺

  午前は座学。小惑星探査機「はやぶさ2」の話題からはじまり、本論の星座入門。太陽、月、惑星、そして星座のこ

と、多くのことを学んだ。冬の南東の空に輝く冬の大三角(シリウス、プロキオン、ベテルギウス)のこと、北の方角を

教えてくれる星・北極星をカシオペア座から見つける方法も学んだ。ところでこの北極星、地球から
400光年の距離。真田

幸村が活躍した大坂夏の陣の頃。その時代に北極星を発した光を我々は大河ドラマ「真田丸」を見るのと同じくしてまさ

に今見ているのであるから何とも奇遇で、また途方もない宇宙の巨大さを思い知るところである。
次に望遠鏡について。

つい倍率のことに思いがいくが、重要なのは光を出来るだけ多く取り込めるレンズ、すなわちレンズ径が大きいこと。そ

して実際に反射式望遠鏡をのぞいてみた。像は上下逆さに映るが宇宙には上下もない。

  午後はプラネタリウム鑑賞。その日の夜の星空ガイドのあと、「銀河鉄道の夜」の投影。ドーム天井いっぱいに映し

出されるCG映像は音響効果と相まってファンタジーの世界へ誘ってくれた。宇宙の中に思いを馳せていると人間社会に

起こることなんてほんの些細なことに思えてきて気も楽になってくる。そして少しずつでも知識を高めて星空に接すれば

天体に対する興味も更に増していくことだろう。


星座入門の座学を受ける受講生 冬の大三角(シリウス、プロキオン、ベテルギウス) ハサミと糊で手作り「星座早見盤」出来上がり!
   
天体望遠鏡(反射式)をのぞく ソフィア堺・プラネタリウム館外観 星座入門講座を終えて、お隣「平和と人権資料館」に立ち寄る







月  日 : 2016年1月13() 曇り時々雨

講座名 : 環境対策施設見学