講座名 : 木に付くコケの観察
講 師 : 木村 全邦 先生
場 所 : 橿原公苑
7期生 2年間最後の講座の行き先は奈良橿原神宮の森。午前中は橿原公苑本館会議室でコケについて勉強した。コケは 世界に約20000種、日本だけでも2000種近くある。苔寺と京都の地形の関係、リトマス試験紙のもととなったリトマスゴケは世 界的に絶滅危惧種あるとかで、意外な面白い話をいろいろ聴く事ができた。どういうコケが生育しているかで周辺環境の大気汚 染を調べることができる。午後は公苑の森に出てたくさんのコケを観察した。その後ホテルの喫茶室に場所を移し、昨秋九度山 町紙遊苑で、自分で漉いた紙に一枚一枚手書きされた修了書を受け取った。おめでとう! ありがとう! |
講座風景 | 緑一面に見えるコケでも良く見ると何種ものコケが生えている | 黄色く見えるのはローソクゴケでサンローランの香水にも使われた | ||
石垣の一部分、地衣類とコケの陣地取り合戦 白く見える地衣類は化学物質を出してコケが生えるのを防いでいる | 道路から離れると空気もよくなり生えるコケの種類も多くなる |
講座名 : 卒業研修旅行
講 師 : 玉井 済夫 先生他
場 所 : 1日目 熊野古道、南方熊楠記念館 2日目 備長炭発見館、天神崎トラスト
2年目最後の宿泊研修である。うれしい青空になった1日目、昼前に紀伊中辺路の熊野古道館に到着。早めの昼食の後、 うた加楽衆(うたがらす)小松さんのガイドで滝尻王子へ。宗教、男女・貴賎、浄・不浄を問わないという熊野の神様に安全祈 願し、バスに再度乗り、牛馬王子から近露の里まで歩いた。その後野中の一方杉、野中の清水を巡り、白浜の南方 熊楠記念館へ。粘菌学者だけではない素晴らしい人格、業績に感動した。館内撮影禁止の為写真はないが日本の誇りである。 国民宿舎紀伊路みなべに宿泊。 2日目午前中は紀伊備長炭発見館を見学後、奇絶峡を散策。昼食の後、最後の研修地であ る天神崎へ向かう。そこで40年以上保護運動を続けておられる玉井先生からこれまでの運動の歴史をお聞きし保護の中心地 である「日和山」に登り、その後大潮ですっかり干上がった天神崎の磯で生き物観察となった。2ミリあるかな?というくらいのア ラレタマキビにイボタマキビ、アメフラシ、ケガキ、クロフジツボなどたくさんの生き物や海草を観察できた。40年前、もし天神崎 一帯が別荘地として開発され、生活道路が張り巡らされていたら・・・。まだまだ買い取れていない土地が残っているそうだが、天 神崎の自然を大切にする会に感謝!泣き出しそうな空も何とか持ちこたえてくれて天にも感謝の2日間だった |
中辺路 滝尻王子で語り部さんの話を聴く | 木漏れ日の中をいにしえ人を想いつつ | 箸折峠の牛馬王子(左)と行者像(右) 一番右端は語り部さん | ||
野中一方杉 樹齢800年以上の大杉が何本も残っている 名前の由来は枝が一方にだけ(南)出ている為 | 南方熊楠館で館長の説明を聴く 昭和天皇の御歌碑 「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」 | 備長炭発見館にて |
今、炭焼き中 10年以上乾燥しても水に沈むウバメガシの木は1200度以上の高温で何日も焼かれ体積は3分の1に縮み世界一の炭となる |
珍しい亜熱帯にいるオオキンカメムシ(日和山) |
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天神崎の潮溜まりで見つけたカラマツガイとその卵(クリーム色のうずまき状に見える)周りの黒く見えるのは2センチくらいのクログチガイ |
天神崎の岩礁の上で ここは平らで広いため小さな子供でも安心して観察できるのも保存理由の一つ |
月 日 : 2014年3月12日(水)
講座名 : 淀川資料館見学(AM) 水生生物センター見学(PM)
講 師 : 施設担当者
場 所 : 淀川資料館(枚方市) 水生生物センター(寝屋川市)
陽の色、風の匂い、春・春の一日。まず訪れたのは淀川資料館。淀川の環境、 歴史、くり返す洪水と河川工事などスライドを使って美人の担当者から説明を受け た後河川敷へ。2年前の夏に襲った台風の被害の跡も殆どきれいに修復され、整 備されていた。昼食後は天気がよく暖かい日でもあったのでそのまま河川敷を下 流へ4.5キロ歩いて水生生物センターへ。ここでは希少種の保全と共にそれをお びやかす外来生物の駆除方法などを研究している。天然記念物のイタセンパラは 生きた二枚貝(イシガイ)に産卵し、貝の中で孵化した仔魚は半年間もそのまま貝 の中で成長して出てくるという。イシガイには何の被害もないそうだ。さすが淀川、 たくさんの生き物が生息していることに驚いた。途中、川の中州で一休みするカモ の仲間やシギ、ヒバリやウグイスのさえずり、土手に生える草花など楽しめた一日 だった。 |
淀川の歴史、特長などの説明を受ける ヤマトシジミ、鵜殿のヨシ原、淡水魚の種類の多さ |
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淀川水系 赤い線の中にふった雨は琵琶湖へ流れ最終的に淀川となり大阪湾に注ぐ。この中に1200万人が住む | 淀川での治水状況 河川敷での説明 | 淀川ワンドに住む魚類の説明 |
講座名 : 野鳥観察と蝶々観察
講 師 : 仲 淳一 先生他2名 泉北野鳥の会
場 所 : 昆陽池公園 伊丹市昆虫館
春を思わせる暖かい日、全員出席の記念すべき講座は電車を乗り継ぎバスに乗り、あまり行くことのない昆陽池へ。ここは 冬の間渡って来たカモ達に給餌をしている為、人を恐れることなく近寄ってくるので普通は用心深いカモたちを近くで見れるの が特徴です。11種のカモ類、オオバン、カワセミ、ビンズイ、イカルチドリなど33種の野鳥が観察できた。午後は隣の昆虫館 で昆虫の生態や標本、温室では咲き乱れる蘭や熱帯花木の間を群れ飛ぶたくさんの蝶々を楽しんだ。 |
スマートなコサギ | 池の端での野鳥観察 | 足を痛め仲間と一緒に帰れず一羽で残されたコクガン(黒い鳥)傍にいるのはオナガガモの夫婦 | ||
昆虫館で学芸員さんの話を聴くメンバー カメムシ展もしていてバニラのような甘い匂いを出すカメムシもいたんです! | 蝶の温室内で蜜を吸いに集まるオオゴマダラチョウ |
講座名 : 昆虫の冬越しとコモ開き
講 師 : 佃 十純 先生
場 所 : 大泉緑地 堺市
体験受講者が8名加わり賑やかな講座となった。午前中の講座はまずふくろうの仲間のトラフズクのペリットから始まった。 ペリットとは餌として食べた動物の消化しきれない物、例えば骨、毛等をまとめて吐き出したものである。次にコモ巻きの歴史 や現状、冬越しをしているだろう昆虫の話を聴き、昼食となった。午後は外に出て手順どおりコモを外して部屋に持ち帰り、隠 れていた虫達を賑やかに観察し、最後は逃がしてやり終了となった。 |
ペリットの中に入っていたコウモリやネズミなどの骨が動物毎に分類されている | コモを剥す前に木の皮の下に潜む虫を探す | 樫類につくカシノナガキクイムシを退治するためにゴキブリホイホイの類の紙が幹に巻かれている | ||
虫が入った直系2ミリほどの穴 | コモに潜んでいた虫を捕まえる潜んでいた虫はどちらかというとクモやテントウムシなど益虫が多い。よく見るとカメムシは色、模様、形がとてもステキ |
月 日 : 2014年2月5日(水)
講座名 : 冬の金剛山・豚汁作り体験
場 所 : 金剛山ちはや園地キャンプ場
今冬一番の寒気が押し寄せる中、金剛山へ登ることになった。この数日春を思 わせる暖かい日が続いていたが、この寒気で期待通り山頂は美しい霧氷の林とな っていた。 登山口で気温はマイナス1度となっていたので山頂は多分 マイナス8度くらいではなかったかと思う。悴む手で温かい豚汁を何杯もお替りをし た後、山頂へ足を延ばし解散した。冬の金剛山を文字通り体感した一日だった。 |
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ロープウエィより山頂の霧氷を望む |
寒くて背中を丸め豚汁食べています | まだまだ残っているよ~ | 振り向くとキャンプ場は真っ白に |
月 日 : 2014年1月29日(水)
講座名 : 自然観察と土鈴作り
講 師 : 久保 勝範 先生
場 所 : むろいけ園地 (四条畷市)
久し振りに雲一つない快晴の日、大阪府民の森の一つであるむろいけ園地に ある森の工作館に集合。午前中は子供の頃に返って粘土で土鈴をつ くり(これは後日、焼き上げて返送される)昼食は楽しみにしていたピザ。 午後は現在見ることができる鳥の説明を聴いた後、ぐるりと園地を歩くと、湿地に は水芭蕉の芽が伸び始め、早やヤシャブシの花やアオモジの黄色の蕾がふくらみ 春遠からじを思わせた。水鳥も、カイツブリ、カワウ、アオサギ、カモなど見ることが できた。 |
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森の工作館で冬の森の講義 |
先生が取り出したガガイモの種の袋を開けると!! | 土鈴づくり 昔を思い出してコネコネ トントン | お昼は裏に新しく作られた本格石窯で焼いたアツアツピッツァ |
講座名 : 部会説明会(午前)、救命講習(午後)
講 師 : 柴田部会担当理事他、部会の世話役、堺市消防局 担当者
場 所 : 堺市立栂文化会館
いよいよ卒業も間近に迫り今日は卒業後の進路(!)を考えるために現在8個ある部会の説明会、夫々の内容を聞くと どれも面白そうだ。 午後はお世話にはなりたくないがいつ何時お世話する側になった時の為に救急救命の仕方を学んだ。先ず倒れている人を 見つけた時から、救急隊員に引き継ぐまでを勉強し、その後2つに分かれ全員が実習した。大事なことは倒れている場所の安 全確認そして119への連絡です。 |
全員にまず一通りの説明、救急車が到着するのに平均で8分、意識が無い場合、倒れてから4分が一番大事 | 倒れている人を見つけた時まずどうするか | 3人一組で、発見者、119に連絡する人、AEDを受け持つ人になり心肺蘇生の手順をやってみる |
講座名 : 環境科学センター見学(AM)大阪管区気象台(PM)
講 師 : 施設担当者
場 所 : 大阪市東成区、中央区
そぼ降る雨の中、午前中はJR森之宮の近くにある環境科学センターへ。一通り の説明の後、府民の健康を守るためどういうことを研究、検査しているのか、所内を 見学させてもらう。アスベスト、硫黄酸化物、窒素酸化物、PM2.5やダイオキシンな どナノ、ピコの世界。午後はお馴染み、大手前にある大阪管区気象台へ。命を守るた め、昨年8月創設された、地震、津波、大雨・雷・竜巻などの特別警報の詳しい説明を 受け、24時間体制の仕事場を見学させてもらった。南の海で我が国の領土が拡がっ ている今、興味の尽きない講座となった。その後、雨も寒さもなんのその、難波で楽し い新年会となった。 |
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水の中に溶けている有害物質を検出している |
屋上にある国設大阪大気環境測定所の中では大阪市内の空気中の有害物質が刻々と測定されている | 天気予報はどのようにして作られているか、熱のこもった説明に「そうやったんか!」「なるほどお・・・」「へ~」 | 天気予報を作る部屋 宇宙衛星から送られてくる映像が美しい! |
月 日 : 2013年12月18日(水)
講座名 : 有機農業体験
講 師 : 四日 克彦 先生他
場 所 : ゴールドファーム(岸和田市)
今年最後の活動は見事に雨となりました。その為屋外の作業は取り止めとな り屋根の下で、午前中は「糠漬け沢庵」と「大根のからし漬け」の2種類の漬物を 作り、午後は畑で大根を引き抜き、お土産も色々いただいて、早めに終了としま した。 |
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糠漬け沢庵の仕込み終わり |
からし漬けの準備、大根の皮を剥いています | 皮を剥かれた大根を切り分け計って5キロにします | ザラメ、からし粉、酢、みりんを加えて重石をのせて出来上がり!3週間後にはおいしいからし漬けが食べられます |
月 日 : 2013年12月11日(水)
講座名 : 共生の森づくり視察
講 師 : 岡 秀郎 先生(社)大阪自然環境保全協会事務局長
場 所 : 堺第7-3区(堺市)
大阪湾に拡がる広大な埋立地の一画にある共生の森を見学した。ここは産業 廃棄物処分場となっており、その上に薄く表土を置き平成15年より植樹を始め森 を造っている。受講生の中には昭和46年ごろから始まった埋め立て工事に携わ った人もおり、森になる前の話も聴け興味深かった。午後はバスに乗り広い敷地 の中を植樹後10年経った森や、若い森、自然に出来た池に渡ってきたマガモや バン、ミサゴなどの野鳥を車の中から観察した。 |
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午前中の講義 |
森と共に生き物も住み始めている。道路の真ん中に何箇所もの狸の「ため糞」 | 広大な関西電力の太陽光発電パネルが並んでいる | 10年ほど経つカシやマツの林 |
月 日 : 2013年12月4日(水)
講座名 : 里の冬鳥観察
講 師 : 仲 淳一先生 、野上先生、山口先生
場 所 : 奈良 平城宮跡
近鉄西大寺の駅より、商店街を抜け平城宮跡を目指し歩く。天気が良すぎたためかたくさんで賑やかに歩いた為か判らない が鳥はいつもより少なかったそうだ。途中水上池で昼食、コナベ古墳、ウワナベ古墳を回り、草地のヒバリや池でのオシドリなど 30を超える野鳥を観察できた。 |
青空の下、バンやカイツブリを先生のスコープでのぞく 鳥の目玉まで良く見える | コガモのお昼寝 | よく慣れているのか傍に寄ってきたコブハクチョウ |
月 日 : 2013年11月27日(水)
講座名 : 地層・地質の観察
講 師 : 佐藤 隆春 先生
場 所 : ふたかみ文化センター ドンズルボー
今日は眩しいくらいの朝日を浴びてなかもずを出発。同乗された佐藤先生はバ スの中から講座を始められた。ふたかみ文化センターの博物館の案内を受けた 後、二上山周辺の地層について、火砕流とは、また地層からなにがわかるのかの 講義を受ける。 午後はドンズルボーに登り、実際に地層を観察した。不思議なふしぎな光景を 楽しんだ。。 |
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二上山地の成り立ちなどの午前中の講座 |
まるで雪の上のように見える火山豆石を発見 | 火砕流と普通の堆積層の違いを説明される先生 | ドンズルボーのハイライトヶ所、10数段の火砕流の跡が見られる |
月 日 : 2013年11月20日(水)
講座名 : 里山の管理
講 師 : 後藤 清史 先生
場 所 : 錦織公園 (富田林市)
今年の水曜日は雨に祟られた感があります。午前中は里山とはどういうところか、里山に対して奥山は何を指すか、歴史 上ではどんな使われ方をしていたのかなどの説明があり、昼食を挟んで午後は、里山の姿の保存と公園の管理という狭間 でのご苦労など伺いながらのフィールドワークとなりました。 |
公園事務所での講座風景 | 環境(隣の木の育ち具合)によって3年後の姿を想像してみる | 狂い咲きのしゃくなげが咲いている |
月 日 : 2013年11月6日(水)
講座名 : 食とみどり技術センター見学
講 師 : 小野本 徳人 先生 他
場 所 : 環境農林水産総合研究所 (羽曳野市)
意外と近いところに緑に囲まれてこの研究所の本部があった。 午前中は研究所の概要と仕事の内容などの説明があり、その内の一つ、 乳牛の基礎と大阪府の酪農については、特に乳牛の一生は衝撃的であり、酪農 家の経済的苦労も理解でき大変興味深い話であった。 午後は大阪産(もん)の野菜の面白い商品開発の話や害虫対策の工夫など、 実例と共に広大な敷地を見学させてもらった。 |
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校庭に敷く芝生の研究ゾーン |
イチゴの中空栽培槽 蒸れずに夏でも収穫可能 | 敷地内には剪定しない自然のままの姿の木が多い。 これはキンモクセイの大木 |
午前中の講座風景 |
月 日 : 2013年10月30日(水)
講座名 : 奈良公園の巨樹観察
講 師 : 甲斐野 幸一 先生、他
場 所 : 春日奥山遊歩道、滝坂の道(旧柳生街道)
久し振りに雨の心配ない活動日。春日大社の前で集合し、大きな傾いたクスノ キに迎えられ早速奥山遊歩道を歩き出す。途中秀吉が植えたという樹齢約400年 の杉の大木が残る中、次ぎ次ぎと出て来る巨木に声をあげ、撫でたり、匂いを嗅い だりして登る。首切り地蔵で昼食を取り、遊歩道南部を通って引き返してきた。 甲斐野先生の木に対する愛情溢れる解説が楽しかった。 |
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若宮神社の向かいの大クス 樹齢1600~1700年 |
ムクロジの実のサポニン効果 実一つでこんなに泡 | 首切り地蔵横の大杉 幹の回りは5.3mもありました | 石に彫られた寝仏(大日如来像)を覗き込むメンバー |
月 日 : 2013年10月23日(水)
講座名 : 九度山 町中散策と紙漉き体験
講 師 : 施設担当者
場 所 : 和歌山県九度山 紙遊苑
九度山町とは、空海の高野山開創によって栄えてきた町であり、戦国の動乱 期には真田昌幸、幸村父子が関が原の戦いの後、閑居した地としてそれぞれゆ かりの史跡が残っている。また、高野山まで続く町石道のスタート地点などをボラ ンティアさんの説明を聴きながら巡った。 午後は紙遊苑で自分の卒業証書となる紙を漉いた。 |
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真田庵近く、しっとりとした静かな道を行く |
米金の金時で親しまれている九度山焼の陶像は高さが2メートル以上あり珍しい | 紙遊苑でコウゾ(楮)から紙を作る工程の説明を聴く | 真剣な面持ちで紙を漉く |
講座名 : 秋の1泊研修 西はりま天文台他
講 師 : 各施設担当者
場 所 : 耐震工学研究センター ・ Spring-8 ・ 西はりま天文台 ・ 兵庫県立人と自然の博物館
先週につづき台風の進路にヤキモキしましたが傘をさす事もなく、まず1番目の施設に向けてなかもずを出発。実大三次元震動破壊実験施設 E-Defense簡単にいうと地震と同じ複雑な三次元の揺れをつくり出す世界最大の震動台に最大1200トンの構造物を載せ様々な構造の破壊過程と新しい耐震技術を検証することができる施設です。 次に訪れたのは佐用町にあるリング状の大型放射光施設 「Spring-8」とそれに隣接するX線自由電子レーザー施設 「SACLA (サクラ)」まさに鬼に金棒の施設でこれも世界トップクラスの研究施設をただただ「へ~!」と感心しながら見学した。そして夕方、これも一般人が見ることができる世界最大の反射望遠鏡のある天文台に到着。昨日まで半そでで観察できたらしいが想定外の冷え込みに全員持ってきた服を全部着込み、台風26号による伊豆大島の被害に胸を痛めつつ観望会へ。 晴れていたが台風の余波で雲の動きが速く時々中断しながらも白鳥座の2重星アルビレオ、海王星、オレンジと緑のツートンカラーに光るカペラ、H星団、月のクレーターなど見ることができたた。 二日目は有名な佐用の朝霧を見るため5時半に宿舎を出て20分ほど歩き展望台へ。谷を埋める朝霧と感動的な日の出を見ることができた。記念撮影のあと、最終目的地の「人と自然の博物館」へ向かい、午前中は高橋先生による”日本人と木の文化”午後は布野先生による”最近のカラスに関するセミナー”という特注セミナーを受け、残りの時間は自由見学し、二日間のお得気分満載の充実した研修旅行は無事終わりました。 |
世界最大の実験台、普通に見えるが6階建てのビルを載せて揺らせることができる | ヘルメットを被り説明を受ける | Spring-8にて 難解な事柄を立て板に水で説明をしてくださるおじょうさん | ||
SACLAの内部 | 直径2メートルの なゆた望遠鏡 | 朝霧と日の出 思わず手を合わしたくなる |
記念撮影 | 真ん中にオリオン座その中にオリオン大星雲(田中氏撮影) |
講座名 : 有機農業体験
講 師 : 四日 克彦 先生他
場 所 : ゴールドファーム 岸和田市
下弦の月が頭上にぽっかりと浮かんでいるだけの快晴の空の下、午前中は畝の整備、大根の種まき。ゴマを刈り取った後 のマルチはがし等炎天下での農作業は目も眩むようで汗が目に沁みる! 昼食後は場所を移しさつまいも掘り、土の中から次々と顔を出す赤いお芋に大歓声、その後ゴマを干すため農業公園に行き、 初めて見るゴマの穂?にびっくりしながら教わったように束ね、括り、雨が当たらないところに干して今日の作業は終了です。 さて、お土産にいただいたお芋の味は? |
ゴマ畑の掃除、マルチはがし | 喜色満面 どう!すごいでしょ!(まるで自分が作ったみたい?) | 切り採られた金ゴマの穂 | ||
干すために振り分けに束ねる | こうしてゴマを吊るし陰干しをする。手前の茶色のものは何日か前に干したもの |
月 日 : 2013年9月18日(水)
講座名 : 金剛山 秋の植物観察
講 師 : 桝谷 祥子 先生
場 所 : 金剛山 黒栂谷
台風一過の快晴に恵まれたものの台風の爪跡が残る山道を歩いた。 草花は季節を忘れず、チェックしたものだけでも100種ほどかわいく咲いていた。 足を運ぶ度この山の素晴らしさを実感し、変に人工物で自然を壊して欲しくないと 切に思う。それにしても何を指差してもすぐ名前が返ってくる先生の知識の凄さに メンバー全員 「すばらしい!」のひとこと。 |
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山道を歩きながらの講義 |
山の中、千早赤坂の地震観測地 | 木陰に腰をおろし おべんとうタイム | 赤い実がかわいい ハダカホオズキ |
月 日 : 2013年9月11日(水)
講座名 : 海ほたるの観察
講 師 : 山田 浩二 先生
場 所 : 泉南里海公園 青少年海洋センター
夏休みが明けて久し振りの講座は夕食のお弁当を持って午後出発。5時から海 洋センターで海ほたるについての講座を聴く。地上の蛍が体内で光るのに対して 海ほたるは放出した発光物質が体外で光るという違いがある。きれいな海と砂地 に生息するという海ほたる、日が沈みかけた頃、桟橋に出て仕掛けを沈め、入る のを待った。泉北から車で1時間のところでこんな幻想的なシーンが見られるの はうれしい。感激しながら8時ごろ帰途についた。 |
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海に突き出た大阪府立青少年海洋センター |
桟橋から餌を入れた容器を海に投入する | 入っているかなあ~ | 闇の中、妖しく光る海ほたる、1ミリほどの光の粒がまるで夜空の星のように散らばり、歓声があがる |
月 日 : 2013年7月31日(水)
講座名 : 高山植物観察
講 師 : 伊吹山専任ガイド
場 所 : 伊吹山
伊吹山らしく深い霧の中での観察会となった。霧を集めた小さな雫が光る草花 は青空の下で見るより美しい。若狭湾と伊勢湾を結ぶ風の通り道には遮る山もな く南と北の植物が見られるのがこの山の特徴である。濡れた石灰岩に注意を払 いながら下山し午後は醒ヶ井のバイカモを愛でながら散策し帰路についた。 |
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たくさんの花が咲く登山道でガイドさんの話を聴く。 |
大古の昔、赤道近くの海底だった伊吹山、石灰岩の道のわきにウミユリの化石、直径約2cm | 頂上(1377m)で | 有名な醒ヶ井のバイカモ 直径約1,5cmほどの花 |
講座名 : きのこ観察会
講 師 : 佐野 修治 先生
場 所 : 箕面公園
早朝降っていた雨もあがり、林の中を歩くには最適の天気となった。今まできのこは植物の仲間に分類されていたが最近どちらかというと動物にちかいことがわかってきたらしい。弱った木にとりつきその木を枯らす殺生菌、その木と共に助け合って繁殖する共生菌、森の落ち葉、枯れ木などに発生し腐らせ土に戻していく腐朽菌の3種がある。どんな環境に発生しているか観察することが大切と教わる。どの菌が多いかを見ればその森の健康状態を知ることができるそうだ。40種を超える可愛い、きれいなきのこの観察会となった。冬虫夏草の不思議な話には時間も忘れて聴き入るメンバーでした。 | ||
講師の話を真剣に聴くメンバー。胞子を飛ばし終えたきのこを選んで採取し観察 |
イグチの傘を割ってみると・・・刻々と変色していく・・・ | ベニイグチ 今日見た中で最高に美しい状態のもの | コナサナギタケ 冬虫夏草の一つ。蛾のさなぎに発生している。 |
月 日 : 2013年7月10日(水)
講座名 : 植物観察
講 師 : 担当学芸員
場 所 : 大阪市立大学理学部付属植物園
梅雨明け10日の言葉どおりの真夏の青空の中の観察会となった。 この植物園は主に樹木の植物園として有名で、5,6月は樹の花が咲くが、 今見られる花は少なくなっていて、少し残念だった。 メタセコイア、セコイア、ラクウショウの違いを勉強、何度聞いても忘れてしま うがそのときは覚えたつもりの受講生です。 昼食の後は熱中症に気をつけながら自由散策をし早めに終了とした。 |
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メーンの北米樹木、メタセコイア、ラクウショウ、セコイアの説明を聴く。 |
ラクウショウ(沼杉)の気根、ここからは絶対芽は出ないそうだ。 | アオノリュウゼツランの花柄(昨年のもの) 50年に一度くらい花が咲き株が枯れるという。 | セコイア類のマツカサの違い 右がセコイア(対生でない常緑樹) 左がメタセコイア(葉が対生につく、マツカサも規則正しい) |
月 日 : 2013年6月19日(水)
講座名 : 午前 琵琶湖の治水・水利 午後 薬用植物観察
講 師 : 各施設担当者
場 所 : アクア琵琶・山科植物資料館
午前中は何とか持った空も予報どおり午後からは本格的な雨となった。 琵琶湖には流入する河川は100を超えてあるが、流れ出る川は瀬田川一つという特徴から昔から洪水の被害が絶えなかった。主に治水の歴史と雨体験室で小雨から1時間に600ミリという雨の体験もした。 午後は日本新薬(株)所有の薬用植物園で世界各地の様々な薬草や毒草、また生活に密着したスパイスの木など普段あまり見かけない植物を見ることができた。 |
合羽を着て降雨実験中 |
植物園での講座 薬の原料となる植物の話を聴く | ごぼうです。大きい! 畑では花が咲くまで育てない。 | 温室の中で説明を聴く。時々葉っぱをかじったり、匂いを嗅いだり、味わったり |
講座名 : 大阪湾魚の世界 岸和田ガイドウォーク
講 師 : 風間 美穂 先生 ボランティアガイド
場 所 : 岸和田自然資料館 岸和田駅周辺
台風3号はいづこへ?それにしても天気よすぎです! 午前中は資料館の見学と「チリメンモンスター」と呼ばれる ちりめんじゃこの中に紛れ込んでいる小さな生き物、いわし以外の魚の稚魚、かにや貝の幼生などを見つけ出そうというもの。 資料館の3階には1市民の寄贈による素晴らしい動物の剥製がずらりと展示され必見の価値アリです。 午後はボランティアの方と大阪、堺に次ぐ3番めに大きい市である岸和田市の主に歴史的建物ウォークを楽しみました。 |
ナウマンゾウの骨格標本の説明をうける。 |
3階にある剥製の一部。珍しいシベリアトラもいる。ライオンやホッキョクグマにも直に触れる! | 先生の「まあ!いいものみつけましたね~!」に乗せられルーペ片手に昼ごはんも忘れて探しています。31種類のモンスターを見つけました。 | 街歩き中。たくさんの歴史的建造物が保存、残されている。 |
月 日 : 2013年5月29日(水)30日(木)
講座名 : 芦生の森・ネイチャーガイドハイキング
講 師 : ネイチャーガイド 三船氏・高御堂氏
場 所 : 京都府美山町 京都大学フィールド科学教育センター森林ステーション 芦生研究林
晴れが続いていたのに一転して入梅、いつ降ってきてもおかしくない空を見上げつつ出発。昼前に美山町自然文化村内河鹿荘に到着、昼食後、いつもガイドをお願いしている三船氏と高御堂氏とバスに乗り込み1日目のコース トロッコ道へ。この時期、若葉の緑と樹々の白い花が美しい。ミズキ、ヤマボウシ、ホウ、トチ、タニウツギ、サワフタギ、ヤブデマリ、ナナカマドetc.そこに紫のフジがからむ。托卵する鳥のホトトギス、ジューイチ、ツツドリの声も聴けた。なぜ他の鳥の巣に卵を産むのか?それは体温が低いため自分で温めても孵らないそうだ、納得!4時間ほどの山歩きを楽しみ宿に戻り入浴。夕食後の懇親会もゆっくり、心ゆくまで?楽しんだ。 2日目は640mの長治谷作業所から途中木地師家跡、芦生杉の大木、モリアオガエルの産卵池などをめぐり、由良川の源流を確かめ、765mの杉尾峠まで、少し標高の高い所を歩く。1日目は何とかもった空も2日目は降り出していて完全武装で出発。バスの中から見た下谷の大カツラは長い年月の間に15種もの他の木が着床して生長しているという。長治谷作業所に着くと木のてっぺんからオオルリが美しい声で迎えてくれた。いよいよ雨の森の中へ。ブナの大木の表面を川のように流れ落ちる樹幹流。日本固有種で天然記念物のモリアオガエルも雨の為か産卵の為、木に登っていくものや道端でもうろうろしているものもいて、全員しっかり見ることができた。途中、突然のくさい臭いに三船ガイドが声を上げる。「キイロスッポンタケだ!!」10メートルほど離れたところで群生?しているのが見えた。かなり珍しく命は1日という。それでどれもクニャッとなっていたのか。それにしてもすごい臭いだ。雨が落ち葉を濡らし水が滴る由良川の源流を確かめ杉尾峠を越えて急な坂道を下るとバスが待っていてくれた。雨のお陰で出会えたものもあり森は生きているを実感した2日間だった。宿舎に戻り、帰途珍しいベニハナヤマシャクヤクの保全地を見学して予定通り18時半に帰着した。 |
トロッコ道を歩く | 芦生杉の伏条更新(接地した枝から根が出る)の説明を受ける | 2日目、杉尾峠への道を行く | ||
研究林らしく時にはこんなものも見ます。(これは野生蘭の芽だしの温度の測定らしい) | トチ(橡)の花 おしべが鼻で象の顔に見えるかな? | モリアオガエルの卵塊と藤の花 |
モリアオガエル 木登りのため指の先に吸盤が見える | アシウテンナンショウ(葉より下に花がつく) | キイロスッポンタケ | ||
キイロスッポンタケの袋、ここから出てくる | ベニハナヤマシャクヤク | 河鹿荘の前で全員集合 |
月 日 : 2013年5月22日(水)
講座名 : シダ類の植物観察
講 師 : 辻井 謙一 先生
場 所 : ファインプラザ大阪・光明池周辺
夏を感じさせる青空の下での羊歯観察会となった。午前中はファインプラザで羊歯植物についての講義。羊歯にも常緑の羊歯、夏や冬の羊歯があるのを知った。だから5月から11月くらいがどの種類の羊歯も見ることが出来るので観察には適しているそうだ。しかしあまりの種類の多さに頭はパンクしそう!先ずは食用の羊歯、身の周りの羊歯から覚えていこう! |
林の中で説明を聴く | シシガシラの新旧の葉 | |||
先生とベニシダの大株 | 真上から見た図。これも光を均等に受ける姿 |
講座名 : 磯の生物観察
講 師 : 山田 浩二 先生、水産技術センター指導員
場 所 : 大阪府環境農林水産総合研究所 水産技術センター、豊国崎(多奈川)
五月晴れに恵まれ雲ひとつない朝、マイクロバスで大阪府の南端にある「大阪府環境農林水産総合研究所」に向かう。ここでは大阪湾の魚についてどんな方法で漁をしているのか、また卵を孵化させ、稚魚に育て、海に戻すという栽培漁業というものを勉強した。魚の秘密を聞いていると飽きない。昼食後は 大阪湾に残る貴重な自然の磯のひとつ豊国崎で海綿動物、刺胞動物、軟体動物、節足動物、棘皮動物、索動物などたくさんの種類の生物を採集、観察できた。 |
水産技術センターの稚魚を育てている水槽中には高級魚のキジハタやヒラメが。 | 美しい海岸で思い思いに獲物?を探す面々。 | |||
今の時期、海岸には黄色のそうめん状のアメフラシの卵がいっぱい。本当に不思議なものだ。 | 先生を囲んで採集した生物の分類と説明を聞く。 |
月 日 : 2013年5月1日(水)
講座名 : 金剛山の植物観察
講 師 : 桝谷 祥子 先生
場 所 : 金剛山ちはや園地周辺、展望台周辺他
5月というのに暖房が必要なほどの寒い朝となったが、3度目の正直でまずまずの天気でほっと一安心。しかし麓で8度の表示があったので山頂は5度以下か。盛りは過ぎてはいたがモクレン、コブシ、カタクリ、ショウジョウバカマなどの早春の花も見られ、春の花も沢山見ることができた。面白かったのは普通のネコノメソウの他にヨゴレネコノメ、コガネネコノメがあり名前の付け方に笑いました。また、フタバアオイとミヤコアオイが丁度花を付けており地面の際に咲く珍しい花も見ることができました。 |
シラネアオイ 植えられたものですがよく育っていて見事な群落に。本当はもっと高山にみられる。 | 地べたに張り付くような小さな草の説明を一心に聞くメンバー | ヤマトグサ 日本固有種で明治20年、牧野富太郎博士が日本人として初めて学名をつけて世界に発信した植物で全国から見学者が訪れるという。見たのは10センチ内外で、教えられないと発見は難しい。 |
月 日 : 2013年4月17日(水)
講座名 : 春の里山観察
講 師 : 上久保 文貴先生
場 所 : 神於山~蕎原(そぶら)
7期生にはおなじみとなった上久保先生と春霞のなか、約300メートルの神於山(こうのやま)に向かう。 神於寺からスタートし頂上へ、植物の話を聞きながら国見の森広場へ、昼食後山を下りバスで蕎原に向かった。2箇所の山歩きでたくさんの野の花に出会うことが出来た。山は植樹や伐採などたくさんの人の手で守られており、日向となった山肌には日光を好むミツバツツジが咲き出していた。 |
冬眠から覚めてぼーっとしていたのか先生に踏まれそうになったシマヘビ。 とったどー!! | 花の時期は少し前に終わったが蕎原の山間で見つけたユキワリイチゲの群落 |
神於寺にあるテーダ松の説明をきく。松葉が3本も4本もあり、マツカサもとげがあるアメリカ東海岸の松 | 今が盛りのウワミズザクラブラシ状の花の下に数枚の葉が付いているのが特徴 |
月 日 : 2013年4月10日(水)
講座名 : 鵜殿の植物観察
講 師 : 小山・谷岡 先生( 鵜殿ヨシ原研究所)
場 所 : 高槻市 鵜殿
1月にヨシの伐採のお手伝いに行って3ヶ月、その後ヨシ原は焼かれ、見渡す限り広々とした草原に外来種のセイヨウカラシナが一面に咲き誇り、北を見ると比叡山がはっきりと見ることができた。太陽の光を浴びた地面には絶滅危惧種のノウルシやトネハナヤスリがたくさん見られた。
これから始まる第2名神の工事の為、鵜殿のヨシ原が受ける影響を、最小限に抑えるための色々な調査が始まっている。なんとかこの素晴らしい景色と1300年も続く雅楽の篳篥を守りたいという先生方の熱意がひしひしと伝わってきた今日の講座でした。 |
トネハナヤスリ 利根川の一部と淀川のヨシ原にだけ残るシダの仲間 中央に見える細いしんが鑢のように見える胞子嚢 |
ヨシ原を歩きながら保全の話を聴く |
1月に我々がヨシの伐採をお手伝いしたところにノウルシの群落が見える |
月 日 : 2013年3月27日(水)
講座名 : 環境学習
講 師 : 施設担当者
場 所 : 花博記念公園 (生き生き地球館、咲くやこの花館)
7期生1年目の最終講座は元ごみの埋立地だったという花博記念公園に行った。まず、生き生き地球館で地球温暖化防止、環境保全などに関する展示やDVDなどを見て回り、その後桜やスモモの花が咲き出した園内を散策。昼食後は咲くやこの花館に行き温室の見学、むっとするほどの湿度の高い部屋では今を盛りと様々なランの花が咲き、1日花というオオオニバスの花も見ることができた。今回は日本の自然では見ることができない花を真近で観察し、匂いも嗅いで一人ひとりにレシーバーが渡されたのでガイドさんの話もよく聞こえ楽しめたと思う。 |
生き生き地球館を見学 | 幹に直接花をつけているヒョウタン ノキ | ナビブ砂漠に生える寿命5000年!「奇想天外」という植物 |
講座名 : ネイチャーゲーム
講 師 : 井上 健太郎先生(大阪狭山池ネイチャーゲームの会代表)
場 所 : 堺市立栂文化会館・西原公園
ネイチャーゲームってなんだろう?そんな感じで集合した面々。まず午前中は自然を守るためどんなことをしているか、故郷を守るためどんなことをしているか、そんなことを考え書き出して自己紹介ゲームをしました。 その後は外へ出て西原公園でフィールドビンゴとカムフラージュゲームをし、子供に戻って宝探しのように楽しみました。自然を学び、気づくこと、考えること、それを周りの人と分かち合うことの大切さを学び、今のゲーム機で遊ぶ事しか知らない子供達にもっと自然と遊ぶ事を伝えていかねばならないと思いました。 |
教室で自己紹介ゲーム。「うんうん」「なるほど」「そ~だねえ」 | ネイチャービンゴの報告。白いものでも「からすのフンもあれば雪柳の花」もある | カムフラージュゲームの説明を受ける面々。 |
月 日 : 2013年3月6日
講座名 : 有機農業体験
講 師 : 四日 克彦 先生他
場 所 : ゴールドファーム 岸和田市 北阪
ここ数日の寒さも和らぎ絶好の農作業日和となり、7期生開講以来初めて欠席者なし、全員参加で畑へ向かう。長靴を履き格好だけは ”楽しい農夫” まず先生から今日の予定の説明があり、班に分かれ、キクイモの収穫、石積み、除草をし、ジャガイモの畑に向かう。午前中は畝の整備をしそこで昼食となる。青空の下、作業の後のご飯の美味しいこと!キクイモの甘酢づけや手作り無添加のおたくあんをご馳走になった。午後はタネ芋の植え付け、玉ねぎ畑の草取りをし今日の体験はおしまい。6月の収穫を楽しみに、手にはお土産をいっぱい提げて、満足、満足の農作業体験でした。 |
石積みです、結構きれいに積めてます。 | 耕運機で耕し、畝を整えました。 | 30センチ間隔で芋を埋めます。男爵、北あかり、アンデスの赤いもの3種。 |
月 日 : 2013年2月27日
講座名 : 自然観察の視点
講 師 : 菅井 啓之 先生(京都ノートルダム女子大学教授)
場 所 : 堺市立栂文化会館
今回の講座は堺エコロジー大学との連携講座で7期生以外に一般からも約20名の受講者があり講義室は満員となった。いかに私達はいつも表面だけしか見ていないか、もっとじっくり、先入観を捨てて観ると、自ずと疑問に思うことが出てくるだろう。そのなぜ?を考え、想像し、洞察することが大事なんだと。色々な葉っぱの秘密、先生が採取し分類された「微小貝」と呼ばれる1ミリ以下の貝の標本など見ているのだけれど気が付かないでいるものを次々と見せていただき、驚きと感動、そして愉快なたとえ話に笑いながら最後には生き方を学ぶ、修養としての自然観察の話には思わず目の奥がジーンとなるようないいお話でした。 |
満員です | これもイチョウの葉っぱです。 | 虫食いの桜の葉、なぜこんな食べ跡? |
講座名 : エネルギー有効活用施設見学
講 師 : 施設担当者
場 所 : 大阪ガス「ガス科学館」 (高石市)
浜寺公園の近く、泉北臨海コンビナートへ世界各地から運ばれてくる液化天然ガスからどのようにして都市ガスが造られるのか、また天然ガスを用い高効率の発電、-160度のLNG(液化天然ガス)が持つ冷熱を利用しての様々な事業など、地球環境にやさしい工場と科学館を見学した。月に数回入港という大きなLNGタンカーも接岸しており、科学館では様々な実験をさせてもらい賑やかで楽しい見学となった |
サイエンスプラザで色々な実験にトライ! | -196度の液化窒素に漬けると物はどうなる? マジックのような実験。 | 空気に急な圧力を加え綿が発火するのを食い入る様に見つめる。 |
講座名 : 地球温暖化と私達の未来
講 師 : 巌 圭介 先生(桃山学院大学教授)
場 所 : SAYAKAホール (大阪狭山市)
中国から風に乗り飛んでくる極小煤塵のニュースが気にかかるこの頃、日々の生活に密着した今回の講座は体験受講希望者も多く、ほぼ満員の状況で始まった。様々なグラフから過去、現在、未来の地球環境を考えてみる。 人間の英知で人類がどこまで様々な問題をクリアしていくことができるか。地球は少しづつ姿を変えながらもはるか昔からのリズムを刻みながら太陽系を、銀河系を・・・ 今日は残念ながら曇りで先生が持って来てくださった道具でソーラークッキングは出来ませんでしたが、太陽の光だけでゆで卵、焼き芋、目玉焼きが作れるそうです。 |
午前中の講義 | いろいろなソーラークッキングの道具 | 午後の講座 |
月 日 : 2013年2月6日
講座名 : 冬山の野鳥観察
講 師 : 仲 淳一 先生他2名(泉北野鳥の会)
場 所 : 金剛山 山頂付近
この数日の暖かさで山の雪はすっかり解け、昨夜来の雨の後、一面霧の中を石楠花の道から、ちはや園地、キャンプ場を巡ったが鳥の姿はあまり見えず。それでも首下がやさしいピンク色したウソの群れや、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどが餌を啄ばみに傍までやってきてくれた。 星のミュージアムで鳥合わせをし、今回見れなかった鳥の話などを聴き解散となった。 |
ヒガラ | ウソの群れを観察 | 星のミュージアムでの鳥合わせ |
月 日 : 2013年1月30日
講座名 : 動物園視察
講 師 : 芦田 先生 天王寺動物園 獣医
場 所 : 天王寺動物園
入園した早々、何があったのかとびっくりするほどの色々な動物の鳴き声に迎えられた。やっぱり動物園! 動物大好きの体験受講者が5名も加わり、ワクワク感がつのる。午前中は芦田先生から普段は見れない色々な動物の糞、頭蓋骨、歯、卵など手にとり見せてもらう。象の糞を手から手へ、乾燥しているので軽いが、生(!)なら1キロとか。1頭が1日50キロの糞をするそうだ。2頭で100キロ、それを発酵させ肥料にして希望者に配っているそうだ。幼稚園児がその肥料でジャガイモを作りそれがまた象さんの餌になる。 そんな素敵な、楽しい話が満載の後、先生と一緒に園をまわる、ヤギとひつじは何が違う?ホッキョクグマの地肌は黒!? サルの顔には毛がない、なぜか?もっと、もっと聞きたいけれど時間切れで昼食。午後は自由見学となった。 |
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頭蓋骨を手に肉食獣と草食獣の歯の違い、胃が1つと4つある獣の糞の違いなど。 皆 「ふ~~ん」 | さあ、なんの糞でしょう? |
もうすぐオープンのあべのハルカス と象
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月 日 : 2013年1月23日
講座名 : 環境対策施設見学
講 師 : 施設担当者
場 所 : 大阪市環境局 舞洲工場 大阪市建設局 舞洲スラッジセンター
今回はマイクロバスで湾岸線を走り舞洲へ。 |
下水処理場、ここもフンベルトバッサ ー氏のデザインによる建物 |
ごみ焼却場で説明を受ける |
貯まった灰を埋立て場へ運ぶ、中央の大きな桝の下にトラックが待機 |
月 日 : 2013年1月16日
講座名 : 鵜殿のヨシ観察(ヨシ刈り、ヨシ集め)
講 師 : 小山・谷岡 先生
場 所 : 高槻市鵜殿
淀川の向こう岸には京阪楠葉のマンション群と石清水八幡宮の森が、上流には正面に比叡山を望み山崎の合戦で有名な天王山が迫る、そんな歴史溢れる場所に見渡す限りのヨシ原が拡がっている。特にここに生えるヨシは雅楽の楽器の一つ「篳篥(ひちりき)」のリードの材料として日本唯一、いや世界で唯一のヨシなのです。ヨシ原を守るには新しい芽を出させるため、毎年ヨシを刈らねばならないのです。
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ヨシ原の中での小山先生の講義 |
運ばれた中から穂の残るヨシを選ぶ(ヨシ紙を作る材料となる) |
選んだヨシを指示された形に並べます。(100m以上並びました) |
月 日 : 2013年1月9日
講座名 : 七草粥つくり
講 師 : 田渕 武夫 先生(富田林自然を守る会 代表)
場 所 : 滝谷奥の谷
2013年の最初の講座は春の七草を自分達で採集しそれで七草粥を作ろうということで、滝谷不動の駅から20分ほどの場所に集合。今年は寒い日が多く芽が出ているか心配したが、先生の説明の後、30分程で結構採れ、賑やかに七草粥をいただきました。
午後からは先生の案内で奥の谷の里山保全の現状を山を歩きながら、保全がされている山の中と放置されている山の説明を受けました。
先ず、毒草が混じっていないか、食べられる草か、先生の丁寧な選別 |
今年はゴギョウが見つからず、しかし持ち寄りの青菜やサトイモで山盛りの青菜を投入 |
自分達で摘み、刻み作った粥の味は最高!風もなく、最高の摘み草日和です |
月 日 : 2012年12月19日
講座名 : 気象と天候
講 師 : 南 利幸先生 吉村 真希先生
場 所 : 大阪狭山市 SAYAKAホール
今年の最後はいつもNHKテレビでお顔を拝見している超有名気象予報士のお二人を迎えての講座となりました。午前中は南先生の知っているようで知らない天気予報の言葉づかいや意味。いつも何気なく聞いている「波の高さ」は海底の機械から発する超音波で計り、100個の波の中の高い波33個の平均の高さだなんて。
午後は吉村真希先生による天気予報番組の現場の様子や天気、風力、気圧などの資料を基に実際に天気図を書いてみました。
講義の合間に登場するボケについ大笑い。 「大阪はうれしいね。東京では全然」とぼやかれる南先生 | ぐるっと関西お昼前の衣装のまま駆けつけてくださった吉村先生 |
多分全員、生まれて初めての正式な天気図を作成中 |
月 日 : 2012年12月12日
講座名 : 樹木の観察
講 師 : 岡本 素治 先生
場 所 : 長居公園
午前中は博物館の中の研修室で花の後どの部分が実となるのか、また、種が次世代を残すためにしている工夫:風、水、くっ付く、はじけ飛ぶ等の説明を受け、岡本先生の手作りの道具で色々な種を飛ばして、飛び方の違いを観察。南洋のハネフクベの種の驚異的な飛び方に歓声と興味が集中した。
午後は公園に出てすっかり葉を落とした木々の足元から出てくる面白い、見た事の無いような種の説明を受け、あっという間の2時間だった。
寒くても元気一杯の7期生、今日も「うわ~!」「へえ~!」「すご~い!」連発の一日でした。
種を付けたケヤキは枝ごと葉を羽根 葉の中の繊維がカールしている状態
代わりにして落ちる。 を監察する先生の手元を注目!
観察中のワンシーン、実は先生の手元 集めた木の実のほんの一部。夫々の?
から裸木の梢へ長い棒が延びている。 ヒミツは参加者のみ知る!
月 日 : 2012年12月5日
講座名 : ネイチャークラフト体験
講 師 : 多胡 亮 先生、 木下先生 (ふれあいの森指導員)
場 所 : 堺自然ふれあいの森(鉢ケ峰)
多胡先生の講義の後、まだ色の残る落ち葉を踏みしめて春から何度目かの森の道を歩く。 足元には様々などんぐりが落ちていてついつい拾ったりしながら、午後のクラフトの材料を物色。
落ち葉で色のサークルを作り、それを細かくちぎり万華鏡にするとあちこちで感嘆の声があがる。教室にもどり賑やかな工作時間、同じような材料(どんぐり、木の枝、蔓)でよくこんなにと感心する芸術作品が出来上がりました。その後は忘年会が予定されていたので最高の出席率!!の講座となりました。
工作の為森の中で材料さがし きれいですね~これで万華鏡を作りました 最後の仕上げにかかり、皆真剣
そのもの
月 日 : 2012年11月28日
講座名 : 都市公園の野鳥観察
講 師 : 仲 淳一先生 他 泉北野鳥の会の先生
場 所 : 大阪城
今冬一番の冷え込みのなか名残の紅葉の大阪城を訪れました。
常緑樹に交じってイチョウの黄色、桜やハゼの赤で見事に彩られた道を歩きながら大型のオオタカから日本で最小のキクイタダキまで、34種ほどの野鳥に出会えました。
うるさい鳥としてお馴染みのヒヨドリは日本を含む極東にしか生息しないため、外国人には喜ばれる鳥だなんて初耳! 通りすがりの方も先生のスコープを一緒に覗き、楽しんだ一日でした。
紅葉の大阪城のお堀で水鳥を観察 展示されていた「砂の大阪城」 トリオ ザ キンクロハジロ
月 日 : 2012年11月21日
講座名 : 紅葉、黄葉と冬芽観察
講 師 : 栗谷 至 先生(大阪自然環境保全協会 理事)
場 所 : 和泉シティプラザ 宮の上公園
紅葉の3要素 1、日光 2、温度(温度差、氷結しない程度の低温) 3、水分がよかったのか今年の紅葉はとても美しい。葉色の変化のメカニズムの講義を受け、絶好の観察日和、和泉中央駅から徒歩で20分ほどの桃山学院大学を抜けて宮の上公園を歩いた。折りしも秋、木が実をつけ、紅葉した葉をまだつけていながらもう来年の用意をしっかりしている。
冬芽、花芽、葉芽など観察しながら実も味わい賑やかで実りある講座となった。
穏やかな栗谷先生の講義。時々 桃山学院大のメタセコイアの並木を 途中で見つけたもみじの葉。
さらっと混じる冗談が面白い。 バックにいざ出発! 虫?日当たり?病気?色々観察した
結果、木がぐらぐらしている、根が傷ん
でいて水分不足の為とわかりました。
皆の観察の目 すご~い!
月 日 : 2012年11月14日
講座名 : 地質観察
講 師 : 佐藤 隆春 先生 (大阪市立自然史博物館外来研究員 理学博士)
場 所 : 嶽山、石川 ノバティホール
午前中は1500万年前以降の大阪、嶽山付近の火山活動や地殻変動などの歴史の説明を聴き、午後外へ。河内長野から近鉄線で汐ノ宮で下車。
駅近くの石川の川原に下り約1500万年前のマグマが地表に出ているところを観察。水量が多く近くに行けずでしたが黒い柱状節理の岩石がよく見えた。手前の川原で花崗岩、礫岩、チャート、安山岩、1億年前くらいの緑石凝灰岩、砂岩など観察し、ごく普通に見える景色の中に長い年月にわたり石川が侵食して出来た何段もの河岸段丘の姿を見ました。
その後嶽山に入り珍しい ブロンザイト と呼ばれる輝石安山岩を観察した。なんともロマンあふれる一日だった。
石を足で押さえハンマーで石を割る先生 川原に露出した柱状節理のマグマ 安山岩の中の輝石を探す。
0.5ミリの輝石は見つけるのが大変。
ルーペで覗く。
月 日 : 2012年11月7日
講座名 : 地質観察
講 師 : 北垣 二夫 先生
場 所 : 北山緑化植物園、甲山森林公園、地すべり館
夜明け前の凄まじい雷雨も収まり、西宮の緑化植物園に着いた時にはすっかり青空に変わり講座スタート。
植物園から北山ハイキングコースを歩き北山貯水池、石仏めぐりや花崗岩の露頭場所など盛りだくさんに見てまわり最後に地すべり館に寄り、阪神大震災時に起きた地すべりの凄さと人間の英知を注ぎ込み復興させた日本の土木技術に感動し仁川の駅まで約10キロの行程を楽しみ、沢山の珍しい木々に会いました。
はじけると白い綿毛が飛び出し恰も 花崗岩の露頭に見える貫入 地すべり館にて説明を受ける。
仙人のひげのようなセンニンソウの種。 (マグマが冷えた後別のマグマ
が入り込んだもの)
月 日 : 2012年10月17日
講座名 : 金剛山の植物
講 師 : 桝谷 祥子 先生
場 所 : 金剛山山頂 ちはや園地とその周辺
初めての雨の日の講座となった、しかも金剛山山頂。傘を叩く雨音がすごくて、正直先生の説明はあまり聞こえず、説明の申し送りをしながらの石楠花のみちを歩きました。
トリカブトの仲間のカワチブシ、レイジンソウ。サラシナショウマ、イナカギク、ケシロヨメナ、シラネセンキュウなどの秋の名残りの花が見れました。
昼食後は雨もあがり、展望台の方までぐるりとまわり、直前の強い雨で落ちたシバグリを拾ったりと秋の木の姿を楽しみました。
秋色に変身中のマムシグサ キャンプ場で昼食 エゴノキの大木 (これだけの大木は珍しい)
月 日 : 2012年10月10日
講座名 : 自然観察
講 師 : 武田先生 北川先生 (府民の森パークレンジャー)
場 所 : ほしだ園地(交野市)
大阪府に9つある「府民の森」の一つ、ほしだ園地での自然観察であったが、今年の8月13日未明、北河内を襲った集中豪雨の為、途中登山道が崩壊した場所も数箇所あり、自然の力の大きさを目の当たりにしながらのハイキングだった。
休憩したピトン小屋ではハヤブサが頭上を舞ってくれるというラッキーなおまけもあり、のんびり泳ぐカルガモ一家やきのこなどこの半年に勉強したものが見えてきたなと感じた一日だった。帰りは森を離れ、昔彗星からの隕石が落ちたという星田妙見宮、登龍の滝に寄り帰途についた。
桜の並木道、なぜこんなに捻じれている? 2班に分かれてガイドさんの説明を聴く ピトン小屋の広場で休憩、木の名前を
一生懸命書き出している。
月 日 : 2012年10月3日
講座名 : きのこ入門
講 師 : 上田 俊穂 先生
場 所 : 新金岡公民館 大泉緑地
台風一過の秋空の下、台風の雨の影響が出てくるのは1週間ほど後との説明にちょっとがっかりしつつも午前中の講義のあと大泉緑地に移動。
意外と乾いた地表に不安が拡がったが1時間半後にそれぞれ採集したきのこを持ち寄り、先生が分類、一つ一つ説明がありました。ユニークな色、形、匂いに驚いたり、感心したりで楽しい勉強会でした。
公民館での講座 ツマミタケ 黒い部分はグレバといい 採ったきのこの説明を受ける
悪臭がある。
月 日 : 2012年9月26日
講座名 : 水辺の鳥類観察
講 師 : 仲 淳一 先生他
場 所 : 狭山池 狭山池博物館
雲ひとつない快晴の空の下吹き渡る風は確かに秋。狭山池の周り約4キロをぐるりと鳥の姿を求めて歩きました。
余りにもいい天気過ぎるのか、思ったより鳥は少なかったようですが、カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、バンなど21種の鳥を見ることができました。
昼食後は狭山池博物館で日本最古のダム式ため池、狭山池の1400年に亘る治水、灌漑の歴史を見学、現地から移築した土木遺産をボランティアの方が丁寧に説明してくださいました。
池の周りでの鳥の観察 博物館での鳥あわせ 博物館でグループにわかれて見学